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盛大にオイルを撒き散らせる「ゴニョン」(仮称)を「ゴブジ(ご無事)」号に改名! 裏で「595モメント」を4500キロも走らせて…【週刊チンクエチェントVol.19】

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TEXT: 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)  PHOTO: 嶋田智之

ゴニョン(仮称)の故障の原因はオイルシールの破損だった

……えっ? 肝心のゴニョン(仮称)はどうなったのか、って? 新名神高速道路上で盛大にオイルを吹きまくってドナドナされていってから、もちろんスペシャリストの手できっちり修理/整備をしてもらってる。ちょうど僕が595モメントに乗ってあちこち走っていた頃のことだ。オイルをぶちまけた直接の原因もわかった。オイルシールの破損、である。ただ問題は、何がどうなって新品のオイルシールが壊れたのかいまでこそ“おそらく”のレベルで特定はできてるけど、当時はまったくわかってなかったことだ。

そしてある日、深津さんから恐ろしい動画が送られてきた。修理/整備に入る前、どういう現象がどんな具合に起きてるのかを調べるために、スペシャリストが撮ってくれたものだ。

オッ……オイルがっ! せっ……盛大に、縦横無尽に飛び散ってる! それも結構な勢いで……。こんな動画は初めて見た。あのとき、ゴニョン(仮称)のエンジンルームの中では、こんなことが巻き起こっていたのだ。

ふっ……と思った。ゴニョン(仮称)って、何だか「ゴニョゴニョ」と不平不満を言ってるみたいであんまりよろしくないんじゃないか? と。そしてちょうど思いついたのは、ナンバープレート「524=ゴブジ(御無事)」という語呂合わせ。いったいなぜ最初からそれが思い浮かばなかったのか……。そういうわけで、その日からこのターコイズブルーのチンクエチェントは「ゴブジ号」と呼ばれることになった。

修理/整備が終わって帰ってきてからは、どうか常にゴブジでありますように……。

 ■協力:チンクエチェント博物館

■「週刊チンクエチェント」連載記事一覧はこちら

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  • 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)
  • 嶋田智之(SHIMADA Tomoyuki)
  • 『Tipo』の編集長を長く務め、スーパーカー雑誌の『ROSSO』やフェラーリ専門誌『Scuderia』の総編集長を歴任した後に独立。クルマとヒトを柱に据え、2011年からフリーランスのライター、エディターとして活動を開始。自動車専門誌、一般誌、Webなどに寄稿するとともに、イベントやラジオ番組などではトークのゲストとして、クルマの楽しさを、ときにマニアックに、ときに解りやすく語る。走らせたことのある車種の多さでは自動車メディア業界でも屈指の存在であり、また欧州を中心とした海外取材の経験も豊富。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
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