ラリーで定番のスーパーツーリズモWRCはカラーマッチングもお気に入り
そんな自身でカラーリングをデザインした兼松選手は当然ホイールにもこだわりがある。全日本ラリーを戦うために選んだホイールはOZ Racingの「Superturismo WRC」。OZはラリーでも長年活躍してきたということ、そしてこのホイールの名前にWRCとあるように、装着すると一気にラリーカーらしい出で立ちになるデザインがお気に入りポイントとのこと。また、ホイールに書かれた赤の「OZ RACING」の文字が、自身がデザインしたカラーリングの赤のタータンチェックとマッチするワンポイントとなっているのも気に入っているそうだ。
そして、激しい走行が多いラリーの実戦で使用しても、割れや歪みなどがなく丈夫なのは、ラリードライバーとして安心できるポイントだと語っていた。兼松選手が使用しているのは競技スペシャルなホイールではなく、市販品と同じもの。市販品でもこれだけ丈夫なのは長年のOZのモータースポーツ活動から得たノウハウが活かされているからだろう。
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2023年5月に行われた久万高原ラリーでは3位入賞を果たした。しかし、それだけでは満足していない様子。最終的には全日本ラリーでクラスチャンピオンを狙うのが目標だ。今シーズンは残すところ最終戦の10月14~15日に行われるハイランドマスターズだが、兼松選手の地元である岐阜で行われるというだけあって「地元でいい結果を残したい」と熱く語っていた。このスイフトスポーツとともに、全日本ラリーでどんな活躍を見せるのか期待しよう。