近隣地域の住民も一緒になって楽しんだ
さらに講座では、ラリーカーについても話が及び、世界ラリー選手権では2022年からハイブリッド車両が競技に使われていること、非化石燃料を使用していること。ラリージャパンでは、水素や太陽光といったクリーンエネルギーを使って大会を運営することなど、環境に配慮していることも伝えられた。
そして、ラリー特別授業を提供している「学研教室」による「未来の車のひみつ」クイズなども行なわれ、単にモータースポーツという競技の知識だけでなく、次世代車両の説明や地球環境のためにできることについても気づきの機会が用意された。
この特別授業の後は、お楽しみのデモンストレーションランの時間となった。学校のグラウンドに用意されたのは、スバル「WRX STI」。乗り込むのはもちろん、2005年&2007年の世界ラリー選手権プロダクションカー (PWRC)チャンピオンの新井敏弘選手。バリバリと迫力あるエキゾーストサウンドと、グラウンドの砂を巻き上げて走る迫力ある本物のラリーカーに、児童はもちろん、父兄や近隣地域の住民も一緒になって楽しんだ。デモランの後には、児童たちがラリーカーを間近で見たり、運転席に座って記念撮影をするなど、ラリー教室を堪能したようだ。
FIA世界ラリー選手権「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」は11月16日(木)~19日(日)、愛知県および岐阜県で開催される。林道ステージは、16日(木)が鞍ケ池公園シェイクダウン。17日(金)は伊勢神トンネルSS、稲武ダムSS、設楽町SS。18日(土)が額田の森SS、三河湖SS、岡崎市SSS、新城市SS。19日(日)は根の上高原SS、恵那市SS、旭高原SSとなる。