こだわり抜いて選んだ「シルバー」
ハイレベルなVIPカーによく見られるインテリアのイメージチェンジではなく、コーディネイトは女性らしいセンスを感じるものとなっている。自分が好きなホワイトとボルドーを組み合わせ、エクセーヌ素材で内装を統一。シートはレカロでステアリングはワンオフ加工を施してある。
ボディカラーもこだわりのパイライトシルバーメタリックにオールペン。これはVW「アルテオン」が採用するカラーで、通常のシルバーに比べて少し濃くグレーに近いが、ダークすぎないほどよい感じが魅力的。明るすぎるシルバーと違って、落ち着いた大人を演出するにはふさわしい色といえる。
わかる人にはわかるボンネットのプレスラインの追加やシャープな表情を引き出すヘッドライト加工、さらに、IS-F後期用グリルの交換など、エッジの効いたアレンジはとても参考になる。
ほかにも今となっては貴重なワーク・エクィップをリバレルして、F:10.5、R:12Jマイナスオフセットの18インチホイールを作ってしまうなど、造形美にかけるオーナーの情熱が伝わってくる。これほど特徴的なクルマから女性が降りてきたら、それは注目を集めるのも当然。とてもセンスよくお洒落に仕上がったレクサスISであった。