今やレアなイタリア製ミニバンはアバルトルック!
2023年9月3日、アネスト岩田ターンパイク箱根でOZのホイールを愛用するオーナーたちが集まるイベント「OZ Fan Meeting 2023」が開催された。当日はOZホイールを装着したさまざまな車種とオーナーたちが大集合したのだが、その中に希少車であるフィアット「ムルティプラ」を発見。アバルトカラーに身を包んでいてインパクト抜群のこのクルマ、オーナーに話を聞いてみた。
アバルト仕様とカラーリングが決め手
オーナーの“ヒロぽん”さんがこのムルティプラを購入したのは約5年前のこと。もともとプジョーを所有していたそうだが、子どもができて家族が増え、一度は国産のミニバンに乗り換えたそうだ。しかし、国産ミニバンに飽きてしまい、どうしたものかと悩んでいたところ、友人からこのムルティプラを買わないか? と声をかけられたのだった。
「アバルト仕様のカラーリングで乗られていた方なのですが、内外装を含めてこの仕様だったのが購入の決め手でしたね」
派手な外装のカラーリングはもちろんだが、インパネのイタリアンカラーやワイパーなど、細部にまでこだわったカラーリングは前オーナーの凝りようを感じるポイントだ。エンジンヘッドもアバルト仕様となっている。
ファミリーカーとして好評なムルティプラ
こうしてヒロぽんさんの手元にやってきたムルティプラ。ファミリーカーとしてお子さんたちからも好評なんだとか。
「他のクルマではあまり例を見ないのですが、ムルティプラは前列シートに真ん中の席が用意されているので、前に3人で座ることができるんです。これが子どもたちにウケていて、いつも前の座席は子どもたちで取り合いになるんですよ。さすがに長距離では危ないかなとも感じるので使用を控えていますが、近場での移動は前列をフル活用するようにしています。『やっぱり日本のミニバンがイイ!』なんてそっぽ向かれないように、ときどきムルティプラ独自の良さを体感させないと、理解を得続けづらくなりますからね(笑)」
また、ファミリーカーとしてこのムルティプラが役立っているポイントは、なんといっても「目立つこと」。派手なアバルトカラーは遠目からも分かり、駐車場でお子さんが迷子になることもないそうだ。家族でディズニーランドに行ったときも駐車場でスグに見つかり、非常に便利だったと話してくれた。