ネロスコーピオンのボディにシルバーやカーボンを取り入れトータルコーディネート
2023年9月3日、アネスト岩田ターンパイク箱根でOZのホイールを愛用するオーナーたちが集まるイベント「OZ Fan Meeting 2023」が開催された。当日はOZホイールを装着したさまざまな車種とオーナーたちが大集合した中で、ブラックを中心としたモノトーンで決めたアバルト「595コンペティツィオーネ」を発見。ブラックのボディカラーは595では珍しい。大人らしくクールに決めた595のこだわりをオーナーに聞いた。
「メイク・ユア・スコーピオン」の展示車にひと目惚れ
オーナーの川口さんは、この595を所有する以前も595に乗っていた。つまり595から595に乗り換えたのだ。今乗っている595との出会いは約4年前のことだったという。以前乗っていた595をディーラーへ車検に持って行ったときに、展示されていたこの595にひと目惚れしたそうだ。
ひと目惚れした大きな理由はカラーだ。この595コンペティツィオーネは期間限定で受注していたカスタマイズプログラム「メイク・ユア・スコーピオン(Make Your Scorpion)」で作られた個体。
川口さんいわく、ディーラーが展示車や試乗車として扱い、メイク・ユア・スコーピオンをお客様に説明するクルマとして注文したそうだ。通常のカタログモデルにはないブラックのボディカラー(ネロスコーピオン)にレザーとアルカンターラが組み合わされたブラウンのシート。そして左ハンドル、これらの組み合わせを見て「コレだ!」と直感したそう。そんな運命的な出会いを経てこの595コンペティツィオーネは川口さんの愛車となったのだ。
さりげなくメリハリを利かせた大人のカスタマイズ
メイク・ユア・スコーピオンであることの特徴的なポイントであるブラックボディカラーを生かす、大人が馴染むクールなカスタマイズが施されているのが川口さんの595コンペティツィオーネの特徴だ。随所にカーボンパーツが散りばめられているほか、ブラックのボディカラーにマッチするように、サイドにシルバーのストライプを取り入れている。
また、カーボンのカッティングシートでサソリ模様をボンネットに取り入れたり、モノトーン基調のエンブレムを取り入れたりと細かいところまでトータルコーディネートが徹底されているところも見逃せない。
そして内装もこだわっている。595コンペティツィオーネはカーボンバックのスポーツシートが装着される。このカーボンのシートバックに合わせて、近い柄のカーボンパーツを装着している。川口さんはこの595でサーキット走行も楽しんでいて、視認性を重視してDefi製のタコメーターを装着しているのもポイントだ。
モノトーンのグラデーションを完成させるのはOZホイール
ブラックを基調としたモノトーンコーディネートで整えたカスタマイズにマッチするように、ホイールのセレクトにも川口さんはこだわった。以前乗っていた595でもOZのホイールを装着していたそうだが、現在乗っている595コンペティツィオーネに合わせるホイールとして数ある中で選んだのはOZ Racingの「Rally Racing」だ。ラリーの世界で活躍したアバルトのクルマに装着するならば、このホイールを装着すると元々決めていたそうだ。決め手となったのは、デザインはもちろんだがカラーもポイントだったという。
ダークグラファイトにシルバーレタリングのカラーリングを選んだわけだが、サイドに入れたストライプとバッチリとマッチしている。近年のトレンドはブラックのホイールだが、ブラックのボディカラーに合わせると重たい印象となってしまう。ストライプのカラーと合わせてモノトーンのグラデーションを付けていくのは川口さんのセンスの良さを感じる。
「EVに乗らなきゃいけなくなるまでは、このクルマで楽しみたい」
と語っていた川口さん。これからもエンジンサウンドとともに、クールに決めた595でカーライフを楽しんでいくことだろう。