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伝説のアウトロー「ボニー&クライド」が給油したガススタも!? オクラホマ州の歴史を物語る「ルート66」スポットを紹介します【ルート66旅_18】

伝説のアウトロー「ボニー&クライド」が給油したガススタも!? オクラホマ州の歴史を物語る「ルート66」スポットを紹介します【ルート66旅_18】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

「ルート66の母」と呼ばれた女性のいた場所

ハイドロ郊外でルート66を静かに見守り続けるのは、かつてのガスステーション「ルシールズ」だ。1927年に作られた建物をルート66の母と呼ばれたルシール・ハモンズが、1941年に買い取り彼女が亡くなる2000年まで旅人のオアシスだった。残念なことに私はお会いすることができなかったが、西へ7km進んだウェザーフォードのルート66沿いに、オリジナルの建物を模したレストラン、ルシールズ・ロードハウスが2008年から営業中だ。

1929年に建てられたシアター

先ほど紹介したリボン・ロードで名前が出た、マイアマーでは1929年に建てられた劇場、「コールマン・シアター」も見逃せない。20世紀のはじめにアメリカ西海岸を中心に流行したスパニッシュ・コロニアル様式の外観、そしてフランス・ブルボン朝の後期に隆盛を極めたルイ15世様式の内装は目を奪われる美しさ。見学もできるので時間が許せば訪ねてみよう。

ボニー&クライドが給油した(?)ガスステーション跡

マイアマーのすぐ北にある街ノース・マイアマーでは、コールマン・シアターと同い年のガスステーション跡が定番のスポット。うっかりすると見過ごしてしまいそうだが、心を惹き付けるのはアメリカの超有名なアウトロー、ボニー&クライドが逃亡中に給油したというウワサ。映画『俺たちに明日はない』で有名な犯罪者カップルが、テキサス州からミネソタ州へ逃亡したことを考えると、たしかにこのあたりを通過していても何ら不思議じゃない。前に紹介したジェシー・ジェームズと同様、凶悪犯なのに庶民からの人気が高いふたり。給油の話が真実かどうかは確かめようがないけど、何を思いながらマザー・ロードを駆け抜けたのだろうか。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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