クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • ブリッツが三菱「eKクロスEV」の車高調をリリース! 軽カーとEV用パーツを本気で開発するもっともな理由とは?
CUSTOM
share:

ブリッツが三菱「eKクロスEV」の車高調をリリース! 軽カーとEV用パーツを本気で開発するもっともな理由とは?

投稿日:

TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

BLITZが軽のデモカーを展示

東京のA PIT オートバックス東雲で、月1回のペースで開催されている「モーニングミーティング」。その名の通り朝7時30分~9時に、毎回異なるテーマに沿った車種とオーナーが集まっている。今回は「軽カー」がテーマとなり、多くのオーナーが集まる中、会場にはブリッツ(BLITZ)のブースも展開されていた。多彩なチューニングモデルを手がけているBLITZが展示していたのは、三菱「eKクロスEV」 、ダイハツ「タント ファンクロス」、日産「ルークス」といった軽自動車モデル。その中でも、各ブランドがチューニングの方向性を模索しているEVモデルはどうなのか? ということでeKクロスEVについてお話を伺ってみた。

車重が大きいEV、まずは足まわりから

ブリッツのeKクロスEVデモカーで純正から変更されているのは、車高調のBLITZ DAMPER ZZ-RとエンケイPFM1 16インチホイール。つまり足まわりの変更となっており、車高はフロント38mmダウン、リア31mmダウンとなっている。

「普通の軽カーに比べて重く、重さは乗り心地にかなり影響してくるので、そういうところにもこだわって開発しました。バネレートは前4.0kgf/mm、後3.0kgf/mmで、車高も下がっていますが乗り心地も考えています。今日も高速道路で来たのですが、バッテリーの搭載位置からもともと低重心になっていることもあり、コーナリングもピタっとしている感じです」

とブリッツの担当者は語ってくれた。同社はパワフルなスポーツカーのチューニングのイメージが強いが、軽自動車のデモカーを出展した意図も聞いてみた。

「軽も気合を入れて開発しています。キャパシティが狭い中で乗り心地を確保しようとしているので、ノーマル車高の状態でもうストロークが限界なクルマもあるんです。それをさらに下げるとなると、軽は意外にハードルが高いんです。日本ぐらいじゃないですか軽の文化って。だから面白いというのもあり、僕らも力を入れてやっているんですけど、露出するところが少ないので、ブリッツで軽というのはあまりイメージがないかもしれませんね」

EVに対する開発も進めている

軽自動車用パーツの開発においても普通車同様、場合によってはそれ以上の時間と費用をかけているとのことだが、今回デモカーの1台としてEVモデルをセレクトしているのは何故なのだろうか。

「今のうちから知見を溜め込んでいって試したい、というのがありますね。今から電気自動車のカスタムを提案していかないと5年後や10年後、急にやることになっても提案できないので。今回は足まわりですが、ガソリン車とデータなどを共有しているところから攻めていって、ゆくゆくはECUなどの部分のチューニングも試していきたいと思っています。ECUもエンジンだと電気系統と内燃機関系統で違ったりしますけど、EVだと一括しているので難しい部分もありますし、保証の問題などもありますので、そういうことも含めて今いろいろとやっているところです」

今後、生産台数に占める割合が多くなっていくことがほぼ確実なEVモデル。自動車メーカー同様、チューニングメーカーもさまざまな試行錯誤を行っている最中のようだ。近い将来、われわれもその成果を体験することができるようになることだろう。

すべて表示

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS