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鬼の形相「クラウン」はアメ車ダッジ「チャレンジャー」も意識! オリジナルにこだわるVIPカスタムの完成形です

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

3分割のダックテールがポイント

印象的なテールは、フロント同様にワンオフで製作。特徴はトランク一体式の3分割モデルという点だ。テールを跳ね上げることで、リアの厚みを強調し、全体のフォルムを前傾姿勢に見えるように工夫している。

また、リアのインパクトを高めるという意味では、渦巻きのようなテールレンズと片側3本、左右で6本出しのマフラーも効いている。

クラウンをマッスルカーに見えるようにカスタムを施した幸さんのVIPカー。ボンネットに設けたエアスクープなど、小技も数多く使って、その仕上げ方はアイディア満載だった。

センスあるカスタムとは、ただ、パーツを付け足していけば良いというものではない。デコレーションのしすぎは、この手のクルマにはとくに禁物だ。魅せるポイントを絞り込んで、そこに凝ったデザインを集中させる。これこそが幸さんが愛車のカスタムに施した技であり、その巧みなバランス感覚は、長年VIPカーオンリーでカスタムし続けてきたからこその結果といえるだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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