オランダのリゾート地から少し離れたペンションで動物と戯れる
オランダといえば、海抜0mの国ですから、果てしなく平地を走ります。ドイツのアウトバーンのように速度無制限区間や、急勾配のアップダウンはなく、ドライブフィーリングを楽しむ感じはほとんどありません。ですが、ときおり見える風車や運河、放牧されている家畜を車窓から見ながらのドライブは癒されますよ。
今回は大人ひとりで宿泊するのをちょ~っとだけためらったのですが、思い切って農家さんのペンションを予約してみました。すると、お隣のお部屋の前にはドイツナンバーのクルマが。どうやら、こちらもおひとりさま女子。お互いご挨拶だけは交わしましたが、詮索しないのがお約束。
ちょうど私はザンドフォールトのサーキットで行われたレースの取材でオランダへ向かったのですが、サーキット近辺のお宿はどこもかなり割高。そのザンドフォールトはオランダ屈指のリゾート地でもあります。ということで、今回の宿はサーキットから片道30km以上も離れていましたが、なんとか予算内で宿を確保。
なにが良かったかというと、ここで飼われている動物たちとふれあい放題だったのです。最初は柵の外から見ているだけだったのですが、オーナーさんが柵の中へ入っても良いですよとおっしゃってくださったので、遠慮なく堪能。毎日仕事から戻るとヤギ、ヒツジ、ポニーにうさぎ、にわとり、ネコ、ワンコと遊び放題で、日没間近まで楽しみました。ちなみにオランダの夏場の日没は遅く、23時過ぎまで明るいのです。
2日目以降は、宿へ戻るとそのまま飼育小屋へ直行です。すると、なんと動物たちが覚えてくれたのか手厚いお出迎え! 当初は2泊の予定でしたが、あまりにも動物が可愛すぎて1泊延長をしてしまいました。素泊まりの宿でしたが、にわとりさんのお陰で卵は食べ放題! いま、物価高で卵の値段も高騰していて助かりました。