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【BMWの基礎用語5選】今さら聞けない「キドニーグリル」「ホフマイスターキンク」とは? わかりやすく解説します

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: BMW

シルキーシックス

ライバルメーカーが、エンジンの重量やそのコンパクトな設計で次々に直列6気筒エンジンを廃止し、V型6気筒エンジンを新開発する中、BMWはかたくなに直列6気筒エンジンの開発や熟成を続けていった。そもそも直列6気筒は、振動面ではV型12気筒とならんで最も有利なシリンダー形式なのだが、BMWはその振動特性が生み出す高回転域でのパワーフィールを重視。直列6気筒を現在でもスポーツモデルのエンジンルームに収めているのだ。

シルキーシックスとは、その低振動性を例えた言葉で、排気量が3L以上の直列6気筒エンジンに対して使われる。対してそれ未満のエンジンはスモールシックスとされるが、BMWがチューニングした直列6気筒エンジン群は、やはりどのモデルで試しても、その満足感は大きい。電動化の時代が刻々と近づく中、BMWははたして次の一手としてどのような策を考えているのだろうか。

BMW Mのコーポレートカラー

1972年、BMWのモータースポーツ関連のプロダクトを開発、生産する部門として、BMWモータースポーツ社が設立。この新会社のロゴとシンボルカラーはこの時に決定したのだが、それにはBMWモータースポーツ社の共同責任者であった、ヨッヘン・ネアパッシュ、BMWインテリア・デザイナーのウォルフガング・ゼーハウス、そしてBMWエクステリア・デザイナーのマンフレッド・レンネンの3名が関わったとされる。

ブルー、パープル、レッドのMストライプはゼーハウスのアイデアによるもので、ブルーはBMW、レッドは当時レースの世界で提携契約が進んでいたTexaco社のイメージカラー、そしてパープルは両社の融合を表すものとされていたという。実際にBMWとTexacoの交渉は成功には至らなかったが、いわゆるMストライプは、1973年には早くもBMW 3.0CSLに施され、サーキットでその姿を見るようになった。

このストライプに「M」のエンブレムが組み合わせられるようになったのは1978年、あの「M1」からのこと。時が流れるにつれ、このエンブレムにも何回かのマイナーチェンジが施され、2020年に採用された最新のものは、3次元デザインから2次元デザインとなり、ブルー、ネイビー、レッド、そしてホワイトの「M」によって構成されるものとなっている。もちろん究極のパフォーマンスを求めるMのアイデンテティに、何ら変わるところはない。

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