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MT男子は女子をイチコロにする!? 今どきのマニュアル車は「坂道」も「ヒール&トゥ」も楽チンでした

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚暉/AMW編集部

最近のMT車はAT並みに乗りやすい

しかし、それは今どきのMT車を知らないだけ。坂道発進でズリ下がりを防止してくれる機能から、クラッチおよびシフト操作に合わせて最適なエンジン回転数になるよう制御(自動ブリッピング)してくれる機能、変速時に目標のギアに最適となるよう自動でエンジン回転数を制御し、スムーズな変速を実現させてくれる機能、エンスト防止機能などが盛り込まれたMT車もあるのだ。

まず、MT車でアセりがちな坂道発進だが、ESC(エレクトリックスタビリティコントロール)などと呼ばれる横滑り防止装置付きのMT車ならヒルスタートアシストという機能が付いていたりして、上り坂を検知するとESCを利用してブレーキペダルを踏まなくても3秒程度、自動的にブレーキが保持されるのだ。そのブレーキが保持されている間にクラッチを踏み、ミートさせれば坂道でズリ下がることはないというわけ。

この機能は軽自動車のMT車にも付いている。例えば、アウトドア女子にも大人気のスズキ「ジムニー」にも、ヒルホールドコントロールとして全グレードに標準装備。女子ウケ抜群のライトウェイトオープンスポーツのマツダ ロードスターにもヒルローンチアシスト(HLA)という同機能がMT、AT車ともに用意されているから、MT車の坂道アレルギーは解消され、ドライブデート中の急な坂道での一時停止でもアセらずに済む。

シフトダウン時にブリッピングをしてくれる

さて、MT車を運転していて大きな見せ場になるのが、スポーティな運転でのシフトダウン時に最適なエンジン回転数になるよう行うヒール・アンド・トゥである。昭和のMTドライバーなら、何度も練習したかもしれない、右足でブレーキとアクセルのブリッピングを同時操作するエンジンの回転合わせである。しかし、AT慣れした現代のドライバーが、それをスムーズかつ的確に行うなんて、至難の業。

それは自動車メーカーも百も承知で、2008年にはすでに日産「フェアレディZ」が世界で初めて、シフトダウン時のブリッピングを自動で行ってくれるシンクロレブコントロールを開発し搭載。ブリッピングはクルマ任せで、ドライバーはブレーキコントロールに集中すればよくなるわけだ。最新のフェアレディZのMT車(シンクロレブコントロール)、トヨタ「スープラ」に追加されたMT車(i-MT)にも付いている。

ホンダ シビックのタイプRはレブマッチシステムという名称で、変速時に目標のギアに最適となるよう自動でエンジン回転数を制御し、スムーズな変速による車両挙動の安定化を実現させる機能を備えている。習熟が求められるヒール・アンド・トゥでの回転数合わせを自動化することで、ドライバーはよりステアリングやブレーキの操作に集中することが可能になる、と説明されている。

彼氏、ダンナとして「運転上手」を印象付けられる、最新技術や制御を盛り込んだ操作楽々、坂道発進やエンストも怖くない、車種によっては自動ブリッピングまでしてくれるMT車を今一度(あるいは初めて)乗りこなし、カッコいいところを見せつけてはどうだろう。男がアガる可能性大である。

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