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日本における「ルート66」の伝道師はだれ? 大塚浩司さんを訪ねて白馬村のクラフトショップへ行ってきました【ルート66旅_番外編】

日本における「ルート66」の伝道師はだれ? 大塚浩司さんを訪ねて白馬村のクラフトショップへ行ってきました【ルート66旅_番外編】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

ハンドメイドのジュエリーなどを作りながら自然体で暮らす

ヘンリー・デイヴィッド・ソローの名著『ウォールデン 森の生活』にちなんだクラフトショップは、ルート66グッズのほかインディアンジュエリーに糸魚川の翡翠を使ったジュエリー、ハンドメイドの渓流魚や鉛筆1本で描いた山の絵など膨大な作品であふれている。近年は地元である白馬の魅力を伝えるべく鉛筆画に力を入れており、アメリカやルート66からは「すっかり離れてしまったよ」と話す。

とはいえ熱量が下がったわけではない。1960年代から活躍するシンガーソングライター、ニール・ヤングが語ったといわれる一節がある。意訳すると「やり方を変えてきたからこそ、自分を変えずに生きることができた」で、私も昔からそうありたいと思い続けてきた。自分らしく生きるために小手先の方法論を変えるのに躊躇しない、その結果として今のストレスフリーな生活があると自負している。同列に語るのも恐縮だが大塚さんには初対面のときから似た空気を感じ、今回の訪問で歓談するなかで同じニュアンスの言葉を聞くことができた。

大塚さんが走っていたときのルート66、そして私が知っている最近のルート66、話題は尽きずアッという間に数時間が。最後は「一緒に何かルート66に関わることをやりたいね」と、モチベーションの上がる言葉をかけてもらい帰路に着いた。なお「森の生活」は不定休での営業となっている。ルート66のことをもっと知りたくなった人や、大塚さんの作り出す作品や世界観に興味がある人は、電話でスケジュールを確認してから訪ねてみよう。書籍などはインターネットでも購入できるので、まずはウェブサイトをチェックしてほしい。

■クラフトショップ 森の生活
http://www.janis.or.jp/users/trout1/

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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