オコン選手とガスリー選手にインタビューしてみた
続いてアルピーヌF1チームのドライバーふたりに、お話を伺いました。鈴鹿サーキットの攻略についてエステバン・オコン選手はこう言います。
「基本的には1コーナーからS字、さらに逆バンクに向けてはリズムに乗って走らないとダメ。どこか1カ所でミスをすれば、いいタイムは出せない。だからこそチャレンジングで好きだね」
日本のスーパーフォーミュラでチャンピオン争いを繰り広げ、F1まで上り詰めたピエール・ガスリー選手にはアルピーヌA110の印象を聞いてみました。
「A110は僕も持っているんだけど、パワーがある一方でバランスもしっかりしている、よくできたクルマだよね。街でも運転しやすいと思う。ただ僕はレーシングドライバーだからサーキットで攻めたくなるんだけどね(笑)」
アルピーヌA110Sのポテンシャルの高さを体感
そしていよいよメインイベントとなる、ホットラップの時間に。搭乗するクルマはアルピーヌ「A110S」で、ドライバーを務めてくれるのはアルピーヌ開発ドライバーのダビッドさん。A110の操り方を一番知っていると言ってもいいドライバーなだけに、鈴鹿サーキットでの走らせ方がとても楽しみです。残念ながらこけしは人間ではないので、参加はできませんでした。
鈴鹿サーキットを1周全開走行し、A110のポテンシャルの高さを実感することができました。とくにS字や逆バンク、スプーンカーブや最終コーナー手前の日立Astemoシケインではアクセル、ブレーキ、ハンドルの操作に対してクルマがダイレクトに動いている印象。だから余計な操作をしなくても、クルマが回頭してくれているように感じました。
ガスリー選手が、バランスのとれたクルマと表現するのも納得です。アルピーヌA110は鈴鹿サーキットのようなテクニカルサーキットにおいて、究極のハンドリングを味わえるライトウェイトスポーツカーなのではないでしょうか。
ちなみに、9月24日(日)の決勝でアルピーヌF1チームはオコン選手が9位、ガスリー選手が10位に入りダブルポイントを獲得しました。