ファミリーカーがWRX! 家族みんなで86ライフをエンジョイ中
始まりはお父さんが86を購入したことからだった。父の86を「格好いい」と思った、兄と妹も86を購入。家族で同じクルマを所有するということだけでも珍しいのに、2ドアクーペを3台というのは、なかなか驚きである。じつはキーマンはWRXに乗る奥様なのかもしれない……。
(初出:『XaCAR 86&BRZ magazine Vol.041』)
これまでに家族2台で86&BRZを所有する86オーナーの取材はしたことがあったが、家族で3台86を所有するというのは聞いたことがなかった。86のチーフデザイナーであった、古川高保さんから「凄い家族がいるんだけど、取材してみない?」と話しを持ちかけられて「取材させてください」と即答した。
取材現場で、森島ファミリーと出会うと、3台の86が個性的にカスタマイズされていて、すぐに86ライフを満喫している様子が見てとれた。最初に86を購入したのは、お父さんで、次にお兄さんが、父の86に憧れて購入。そして最後に妹さんが、お父さんとお兄さんの86に憧れて購入したという図式になる。極めて健全なクルマ選びである。2ドアクーペばかりで、家族で出掛けるときにどうするかというと、お母さんがWRXに乗っているから大丈夫。ファミリーカーがWRXって、凄すぎ! スポーツカーが大好きな森島ファミリーなのでした。
今回の取材は、86のチーフデザイナーであった古川高保さんの紹介によるものだった。「家族で3台86に乗っているのって珍しいでしょ」と、古川さんご自身も興味津々の様子。取材にも同行していただいた。
スポーツカーに乗りたくて86を購入しました
86 GT 森島暢浩さん
子育てが一段落して、スポーティなクルマに乗りたくなり、たまたま出会ったのが86だったという森島暢浩さん。以前はMINIのクーパーSに乗っていたが、2ドアクーペに乗りたかったとのこと。
TRD中心のエクステリアやマフラー、ブリッツの車高調、ボルクレーシングG025(9.0×18 in45)のホイールなど王道をいくカスタマイズで、バッチリ決まっている。お父さんの86がここまで決まっているから、お子様たちが憧れてしまうというのも理解できる。
父の86が格好良かったから決めました
86 GT 森島健太さん
家族3台のなかで、もっともチューニング度合いが高いのがお兄さん(森島健太さん)の86だ。HKSのGTIII-RSターボキットを装着して、REVELにて現車セッティングを行っている。最高出力350ps/7000rpm、最大トルク41kgm/4000rpmというハイパワーなマシンに仕上がっている。
エクステリアはings中心+ブリッツのGTウイングを装着、サスペンションはHKSハイパーマックスIV SPを装着する。ホイールは、ENKEI RS05RR(9.5J×18 in43)を履く。「父の86が格好良くて、同じ色の86を購入しました。今の状態に満足しているので現状を維持できるように、キレイに乗っていきたいと思っています」とのことだ。
父と兄の86が格好良かったから決めました
86 GTリミテッド 森島さくらさん
「父と兄の86が格好良かったから、私も86が欲しくなってしまったんです」という、妹の森島さくらさん。86が初めてのマイカーで、クルマやパーツのことは良くわからないけど、購入したのは6MTという、ちょっぴり男前の一面も見せる。
「実際に運転してみると、86って速いクルマなんです! 運転が楽しいです! 乗っていてワクワクどきどきできるクルマです」と大満足の様子。
サスペンションはブリッツ車高調ZZ-Rで、ホイールはWORK CR極(9.5×18 in38)を装着する。家族が86に乗っていることから、使わなくなったパーツのお下がりがまわってくるという。「後期のテールランプは、父からもらったんです」と嬉しそうに話してくれた。
じつは奥様もスポーツカー好き
WRX 森島智子さん
家族3台が86に乗るなか、お母さんはWRXに乗る。しかもWRブルーでインチアップやローダウンも決まっている。このファミリーに、この母あり。
「もしかしたら1番スポーツカーが好きなのは、お母さんじゃないんですか?」と尋ねると、「そんなことないですよ」と笑顔で回答。でも、どうやら根っからのクルマ好きであることは間違いなさそう。そうじゃないと、この仕様のWRXに乗らないですよね! お母さん!