ホンダ センシングを全タイプに標準装備
今回の注目は先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング(Honda SENSING)」を全タイプに標準装備したこと。これはフロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用い、ACC(渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズコントロール)や衝突軽減ブレーキなど多くの機能を備えたシステム。
新型では近距離衝突軽減ブレーキや急アクセル抑制機能などを追加し、高速走行時の加減速や操舵がさらにスムーズになっているという。さらに、ホンダの軽自動車初となる、マルチビューカメラシステムもオプションとして設定するなど、安全性が高められている。
また、利便性も向上しており、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダ コネクト(Honda CONNECT)」をホンダの軽自動車で初採用。ホンダのサブスクサービスであるホンダ トータルケア プレミアムを活用することができるようになった。
細かな所にまで注力された快適さもポイントだ。前後席でストレスなく会話できるよう、遮音フィルムや吸音シートを採用し静粛性を向上。パワースライドドアのクローズ後に自動施錠してくれる予約ロック機能や、乗車時に子供などが握りやすいスライドドア開口部のグリップ(くぼみ)、先代の2倍以上のグローブボックスなどによる収納の見直しなど、デイリーユースのモデルとして日常の使い勝手をさらに高めている。
パワートレインは、可変バルブタイミング・リフト機構(VTEC)を備えた自然吸気エンジンと、排気圧を細かく調整できる電動ウェイストゲートを積んだターボエンジンを用意。変速制御を見直したCVTを組み合わせる。ちなみに、アイドリングストップ領域が拡大しているため、前向き駐車時にDレンジやNレンジからPレンジにチェンジした際にエンジンがかからず静かに駐車することができるそうだ。ラインアップは、計8グレードにFFと4WDを揃え、価格は164万8900円〜236万2800円となる。