IWCとメルセデスAMGがコラボしたタイムピース
1868年創業の長い伝統を誇る、世界屈指の高級時計マニファクチュールであるIWCシャフハウゼン。同社とパートナーシップを結ぶメルセデスAMGとのコラボレーションにより、新たなタイムピースとして登場したのが「ビッグ・パイロット・ウオッチ AMG G63」だ。両社のパートナーシップ20周年を記念したモデルを紹介しよう。
Gクラスからインスパイアされたタフなデザイン
IWCシャフハウゼンは2022年6月、メルセデスAMGのハイブリッド・ハイパーカー「ONE」のオーナーのみが手にすることができる限定モデル「ビッグ・パイロット・ウオッチ」を発表し、大きな話題となった。今回新たに登場したタイムピースは、メルセデス・ベンツGクラスのデザイン要素からインスピレーションを得たモデルとなっている。
18Kアーマーゴールド製ケースに質感のあるブラックの文字盤、さらにマイクロファイバー製インレイ付きブラックのラバーストラップを組み合わせたそのスタイルは、見るからにタフな印象を与える。パワーリザーブとスモールセコンドを示すホワイトのアウターリングは、メルセデス・ベンツGクラスの特徴的なヘッドライトを模したものだ。
ケースに使用される18Kアーマーゴールドは微細構造を改良したもので、従来のレッドゴールドと比較して格段に硬く、また耐摩耗性に優れているという。サンドブラスト仕上げの表面とポリッシュ仕上げのエッジの組み合わせが、このタイムピースにトップクラスの現代的な個性を与えているのも特徴だ。ブラックの文字盤はメルセデスAMGのハイパフォーマンスカーが採用するフロントグリルとエアインテークからインスパイアされたもので、レリーフ効果のあるテクニカルなテクスチャーを採用している。
限定モデルのG63と同じく特別な時計
このタイムピースは、そのネーミングが物語るとおりメルセデスAMG「G63 グランドエディション」にインスパイアされているのだ。純粋に機能的な要求を満たすために開発されたGクラスは、その実用主義的な起源を保ちながら、長い年月をかけて現代的なアイコンへと進化を遂げた。そのストーリーは、IWCシャフハウゼンのビックパイロット・ウオッチにも共通するストーリーにほかならないのである。
G63 AMG グランドエディションは、世界でもわずかに1000台が限定販売されるのみの、特別な中にも特別なG63。マットブラックのボディカラーに、ゴールドのアクセントが添えられたカラーリングが大きな特徴だ。そのオーナーのみならず、ウオッチ・マニアにとってもこのモデルは気になる存在の1本といえるのではないだろうか。