コンセプトは「美学は、色褪せない」
ミニのワゴンモデルである個性的なクラブマンの最後を飾る限定車「ファイナル・エディション」が登場しました。シマー・コッパーをアクセントカラーに採用しクラシカルでエレガントな雰囲気に仕立てられ、全世界で1969台、国内では320台のみの限定販売。ラストを飾る特別なクラブマンを紹介します。
クラブマンとして最後となる1969台
BMWは10月、ミニのワゴンモデルであるクラブマンの現行型として最終モデルとなる限定車ミニ「クラブマン ファイナル・エディション」を発表した。日本では320台限定となっており、価格はベースモデル比で+71万円、2リッターターボを搭載するクーパーSをベースとした仕様(100台限定)が554万円、2リッターディーゼルターボのクーパーSDの仕様(220台限定)が567万円となる。
限定車は、クラシックミニの初代クラブマンが登場した1969年にちなみ、全世界1969台のみとなる。その初代は2ドアながらストレッチしたボディの後方に荷物をのせるスペースを備えた、シューティングブレークをコンセプトとしたモデルだ。現行モデルに備わる観音開きのリアゲート(スプリット・ドア)は、初代から採用されているポイント。ちなみに、それよりも前には商用モデルのバンが販売されており、こちらは後部のサイドウインドウがないスタイルであった。
現行型は2015年に登場した、ミニがBMW傘下となってから2世代目となるモデルだ。「美学は、色褪せない。」をコンセプトに、受け継がれる美学をベースとした独創的なスタイルと、家族が心地よく過ごすことができるゆとりある室内空間をセールスポイントとしている。
個性的なエクステリアを引き立てる仕立ての数々
最後を飾る限定モデルは専用カラーとなる銅をイメージさせるシマー・コッパーをアクセントカラーに採用。組み合わせるボディカラーには、MINI yours エニグマティック・ブラックと通常モデルで人気の高いナヌク・ホワイトの2色を用意している。ちなみに、MINI yoursは、厳選された素材などを英国伝統のクラフトマンシップで仕立てた特別なオプションだ。
エクステリアではフロントグリル回りやクロス・バー、18インチ・アロイホイールのグラフィックパターンをシマー・コッパーとすることで、エレガントな深みとクラシックな印象を。ボンネットとスプリット・ドア、ドアの下部にストライプをあしらうことで、象徴的なシューティングブレークスタイルを強調し、どこから見てもファイナル・エディションであることが分かるようになっているという。そして、世界1969台限定の1台を意味する「1 of 1969」のエンブレムをCピラーとサイドスカットルに装備、スプリット・ドアの「Final Edition」のレタリングとあわせて特別な最後のモデルであることをさりげなく主張している。
インテリアはトリムにシマー・コッパーを用いたブラウン基調の落ち着いた仕立てに。セージ・グリーンのマットカラーにシマー・コッパーをあしらったインテリア・サーフェスなどには、「1 of 1969」と「Final Edition」がちりばめられている。インテリアのハイライトは、ショルダーに専用バッジを備えた特別なMINI yoursレザーシート。シートは専用のダーク・マルーンで仕上げられており、ブルーのコントラストステッチが入っている。