ちょっとマイナーだけどバグ・ランチも一見の価値あり
じつはクルマを埋めた「ランチ」はもうひとつある。キャデラック・ランチから約50km東へ戻った、コンウェーという街とも呼べない街のバグ・ランチ(Bug Ranch)だ。バグとは昆虫の意味で、埋められているクルマはフォルクスワーゲン ビートル、数は5台と本家よりちょっとスケールダウンした感は否めない。でも観光客に出会うことはほぼないし、寂れた雰囲気も個人的には大好き。
今でこそコンウェーはゴーストタウン同様で2016年の時点で3人しか住んでおらず、市や町どころか村でもない「未編入地域」または「非法人地域」という扱いだ。1900~1920年代はそれなりに栄えていたらしく、バグ・ランチの横にはガスステーションなどの跡がある。
その両隣にあるモーテルとレストランは現在も営業中のようだし、インターステートを挟んだ向かいには大型のトラックストップも。決して人里から遠く離れた僻地というわけじゃないので、時間が許せば立ち寄ってこの雰囲気を堪能してみよう。
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