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マツダ初代「ロードスター」に2代目の6速MTを移植! デートカーを想定したマイルド仕上げの結果やいかに?

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

  • FMM主宰の鈴木さんと大学の同級生かつ自動車部仲間なので西川さんもスタッフとして尽力している
  • サスペンションはテインの車高調で、ブレーキは前後ともアクレ。ウレタンブッシュも使っている
  • RAYSグラムライツ57Vにコンパウンドがやわらかい仕様のシバタイヤをセット
  • デートカーとしても使う前提でモディファイを開始したが現在はロールケージも装備
  • 初代ロードスターの素のよさも残しており、燃料系などはノーマルをキープ
  • マフラーは変更することなくノーマルをそのまま使用している
  • NB型の6速MTを組み込んでいるが、エンジンはイジることなくノーマルのまま楽しんでいる
  • インテリアはシックな印象。センターコンソールはNB1用のモノに換装済み
  • スポーツドライビングを楽しんでいるのでBRIDEのフルバケットを奢っている
  • ナルディのステアリングホイールは巻き直し、ブルーステッチ仕様に変更
  • BRIDEの青色に合わせ、サイドブレーキとシフトのブーツもブルーステッチ
  • 可能な限り色味を無くすようにしており、青、黒、シルバーでまとめている

パーツ供給の良さからNAロードスターを選択

マツダの初代「ロードスター」(NA型)は、ノーマルのまま乗ってもよし、イジって乗ってもよし、各部を徹底的にリフレッシュ&レストアして乗ってもよし、という懐が深い趣味車だ。日本を代表する名スポーツカーだと言ってもいい。2023年9月24日(日)に栃木県立日光霧降アイスアリーナで行われた「第115回 Free Motor Meeting(フリーモーターミーティング)」でお話を伺った西川忠康さんは初代ロードスターをイジって楽しんでいるオーナーのひとりだ。

青空駐車場でDIY、ご近所さんと仲よしに

西川さんがアレコレ悩んだ末、1995年式のNA8C型ユーノス ロードスターG LIMITEDを購入したのは9年前のこと。

「AE86型レビン/トレノにするか、NAエンジン仕様のS13型シルビアにするか、初代ロードスターにするか、で悩みつつ、保守パーツの供給がいいこともあってNA型ロードスターに決定しました。現在の累計走行距離は11万kmです。2代目ロードスター(NB型)の6速MTとの組み合わせで、峠道を楽しく走れる仕様にしています。AE86やS13で同じことをしようとすると社外のクロスミッションが必要になるので、それなりの出費になってしまうんですよね」

愛車に積んだNB型の6速MTは3速で吹け切って100km/hになるようにしており、ローギアードなのだという。その話しぶりからメカに詳しいことが分かったので、各部を自分でイジっているのか? という質問を投げかけてみた。

「はい、自宅の青空駐車場でクラッチ交換をしたり、LSDを組んだりしています。住宅街のド真ん中でそんなことをやっているので、ご近所のお年寄りの方々と仲よくなってしまいました。お年寄りとの会話を楽しみつつ作業していることが、愛車との一番思い出深いエピソードです。今後、幌や足まわりを交換したいですね」

もっと走り志向でモディファイしてもよかったかも?

西川さんに過去に乗っていたクルマについても聞いてみたら、A175A型「ランサーターボ」、E38A型「ギャランVR-4」、AE86型「スプリンタートレノ」、CA4A型「ミラージュ」、AE101型「カローラセダン」などを愛用していたらしい。現在は、初代ロードスターの他に、JB23型「ジムニー」と「アバルト500C」を所有しているそうだ。

「このロードスターは、走りを楽しむ際の相棒としてはもちろん、デートにも使おうと思ってモディファイを開始しました。しかし、結局デートカーとしてはそれほど活躍しませんでした。ということで、もっと思い切りモディファイしておけばよかったと思っています」

現状でもロールケージを装着し、スポーツドライブ向けのシバタイヤを履いているので、気合いを入れてモディファイしていたらコレ以上のクルマが完成していた……ということだ。個人的な感想としては、いまの仕様でも十分スポーティかつカッコよく、ちょうどいい塩梅だ。デートカーとしての要素も鑑みながらイジり始めたことが、結果オーライにつながったと言ってもいいのではないだろうか。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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