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幻に消えたコンセプトカー、トヨタ「S-FR」を覚えてますか?モビリティショーで注目のダイハツ「ビジョン・コペン」が期待されるワケ

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TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: トヨタ自動車/ダイハツ工業

軽さを武器に

それから8年。ジャパンモビリティショーに関するダイハツのリリースを見ていてマジか、と声が出てしまったのが、ビジョン・コペンの出展だった。あらためてこのモデルのサイズディメンションを確認しておきたい。

全長3835mm×全幅1695mm×全高1265mm、ホイールベース2415mmというボディサイズは、ほぼS-FRと同じで5ナンバー枠に収まっている。ホイールベースが短いのは、コペンと同じく2シーターということからなのだろう。それが走りにどんな影響を与えるのかは、いまはまだわからない。搭載されるエンジンは1.3Lと発表されているが、過給器付きかどうかも現状では不明だ。

電動開閉式ルーフが装備されているとのことなので、車重はそのシステムのぶん重くなりそうだが、もし外板素材が樹脂だったとしたら、意外と軽い、ということになるのかもしれない。トランスミッションについても発表はないが、MTがあるならおそらくは6速だろうし、もしかするとセミATの搭載ということだって考えられる。

そういえばトヨタはGRヤリスに8速ATを搭載している。コーナー進入時にステアリングから手を放さなくてもシフトダウンできるこのトランスミッションは、MTよりもはるかにブレーキングやステアリング操作に集中しやすいし、シフトチェンジに要する時間もヘタなMT使いよりも速くなるため、ドライビングスキルが低い人ほど有効。しかも2ペダルだからAT限定免許の人でもスポーツドライビングを愉しむことができる。

仮にこのビジョン・コペンがこういったATを搭載したものだったとしたら、かつて見たS-FRへの夢が再現できるかもしれない。比較的低価格で自動車税も含めた維持費も安く、軽さを武器として走りが楽しめるクルマだ。

現状の市販車を見たとき、それに当てはまるのはマツダ「ロードスター」となり、当然このビジョン・コペンは意識しているだろうから、それを超えてくるなにかが与えられているはず。

コンセプトカーが出たからといってそれが市販されるかどうかなんてことはわからないし、市販されたとしてもコンセプトどおりのものとなるかどうかもわからないが、それでもこうやって出してくれるだけでも、数年は妄想を愉しむことができる。まずはジャパンモビリティショーのダイハツブースで、実際にビジョン・コペンを見てみよう。話はそれからだ。

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  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 1965年生まれ。学生時代からオートバイとクルマに熱中し、自動車雑誌編集ののちフリーランスライターに。これまでAE86トレノ、CC72Vアルトワークス、E38AギャランVR-4RS、1980年式シロッコ、CD9Aランサー・エボリューション、プジョー306スタイルなど、クルマを乗り継ぐ。オートバイはCB250RS、RZ250、ZZ-R1100、T-MAXなどつねに複数台所有。現在の愛車はフタ桁ナンバーのアルファ ロメオ156V6とサーキット遊び用のNCP91ヴィッツRS・TRDターボM、JA45クロスカブ。
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