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日産V35型「スカイラインクーペ」をまさかの「アゲスタイル」に! カスタムの常識を打ち破るワイルドな見た目が自慢です

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

徹底したオフロードスタイルに

アゲスタイルを作るにあたっては、「ラッシュ」というメーカーのフルタップ車高調キットを前後に装着。フロントはもともとストローク量があったので、車高調キットのダンパーをフルストローク状態になるように設定。リアはアルミ製ブロックスペーサーを追加装着させた仕様になっている。また、これだけではオフロードマシンとしてインパクトが弱かったので、タイヤ外径にも注目し、タイヤのハイトを厚くするべく前後に225/60-17をセット。履かせたタイヤがヨコハマのオフロード系タイヤの定番であるジオランダーという点も注目してもらいたい。

また、このクルマの場合、見た目からもワイルドなオフロードカーらしさを表現するために、スポーティな純正バンパーを取り外し、そこにパイプで作ったオリジナルフレームバンパーをセット。他にもグリルを社外品に交換し、ノーズブラを取り付けて、USスタイルのオフロードクーペ仕立てにしている。

カスタムの常識を打ち破ってワイルドさを追求

一方、リアについてもインパクト高めのカスタムを施し、テールランプは数ある中からUSスタイルの社外品を選択。このテールは、最近流行の左右に光が広がる高輝度のスモールチューブモデルで、その独特の形状がリアに睨みを効かせた感じになるのでお気に入りだとタイボーンさんは言う。

また、トランクには全体を覆う形で装着させた跳ね上げ式ダックテールを装着。左右フェンダーに装着させたオーバーフェンダーと同様にワイルドさを強調するべくリベット留めを採用した。

徹底的に見た目のワイルドさにこだわったタイボーンさんのスカイラインクーペ。オフロード走行でダメージを受ける車体を保護する役割はもちろん、見た目もタフなイメージが与えられた仕立ては、これまでにないアプローチが斬新だった。スカイラインのカスタムの常識を打ち破るタイボーンさんのワイルド・アドベンチャー仕様のカッコ良さを見れば、その試みは狙い通り成功だったといえるだろう。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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