徹底したオフロードスタイルに
アゲスタイルを作るにあたっては、「ラッシュ」というメーカーのフルタップ車高調キットを前後に装着。フロントはもともとストローク量があったので、車高調キットのダンパーをフルストローク状態になるように設定。リアはアルミ製ブロックスペーサーを追加装着させた仕様になっている。また、これだけではオフロードマシンとしてインパクトが弱かったので、タイヤ外径にも注目し、タイヤのハイトを厚くするべく前後に225/60-17をセット。履かせたタイヤがヨコハマのオフロード系タイヤの定番であるジオランダーという点も注目してもらいたい。
また、このクルマの場合、見た目からもワイルドなオフロードカーらしさを表現するために、スポーティな純正バンパーを取り外し、そこにパイプで作ったオリジナルフレームバンパーをセット。他にもグリルを社外品に交換し、ノーズブラを取り付けて、USスタイルのオフロードクーペ仕立てにしている。
カスタムの常識を打ち破ってワイルドさを追求
一方、リアについてもインパクト高めのカスタムを施し、テールランプは数ある中からUSスタイルの社外品を選択。このテールは、最近流行の左右に光が広がる高輝度のスモールチューブモデルで、その独特の形状がリアに睨みを効かせた感じになるのでお気に入りだとタイボーンさんは言う。
また、トランクには全体を覆う形で装着させた跳ね上げ式ダックテールを装着。左右フェンダーに装着させたオーバーフェンダーと同様にワイルドさを強調するべくリベット留めを採用した。
徹底的に見た目のワイルドさにこだわったタイボーンさんのスカイラインクーペ。オフロード走行でダメージを受ける車体を保護する役割はもちろん、見た目もタフなイメージが与えられた仕立ては、これまでにないアプローチが斬新だった。スカイラインのカスタムの常識を打ち破るタイボーンさんのワイルド・アドベンチャー仕様のカッコ良さを見れば、その試みは狙い通り成功だったといえるだろう。