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【Z世代100人アンケート】将来買うなら「ガソリン車? それともEV?」若者の意識はすでに未来へシフトしていました【AMW独自調査】

EVの普及が進む現在、若者の意識をアンケート調査した(写真はイメージです)

ガソリン車とEV、イマドキの大学生にはどちらが魅力的?

都内の現役大学生100人にクルマ事情を聞くこの企画。若者のクルマ離れなんて言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか? そこで、今回は「買うならガソリン車とEVどちらがいいか?」というアンケートに答えてもらいました。リアルな結果を見ていきましょう。

将来買うならどっち? 現役大学生の意見は?

近年では世界的にEV(電気自動車)の販売が促進されています。中長期的に化石燃料の使用量を減少させるべく、新たな自動車のあり方として注目を集めています。EVの普及を進めるためには充電設備の設置などが求められ、現時点では既存のインフラで利便性が確保されているガソリン車と比較して、実用性に劣る一面もあります。

そんななか、将来を担う現代の大学生は、自動車の購入を考えた際に、ガソリン車かEVで、どちらを選択するのでしょうか。そこで、今回は都内の大学に通う現役大学生100人にアンケートを取り、クルマを買うならガソリン車か電気自動車のどちらかを選んでもらいました。

ガソリン派はクルマ好きが多い!

まずはガソリン車派の意見です。

3位:ガソリン車の方が値段が安い
・ガソリン車は中古車も豊富で値段が安い(大学3年生)
・修理費などもガソリン車の方が安いイメージ(大学2年生)
・新車で買う場合でもガソリン車の方が安い(大学4年生)

大学生にとっては、ガソリン車の方が現実味のある価格帯で魅力的だそうです。

2位:ガソリン車の方が利便性が高い
・ガソリンスタンドの数の方が充電スポットよりも多い感覚(大学2年生)
・ガソリンを入れる方が充電するより早いから(大学3年生)
・ガス欠と充電切れならガス欠の方がどうにかなりそう(大学1年生)

タイムパフォーマンスを気にする若い世代だからこそ、充電よりもガソリンを入れる時間の方が短いことに注目しています。

1位:乗りたいクルマがガソリン車だから
・欲しいクルマがガソリン車だから(大学3年生)
・旧車が好きなので、ガソリン車しか選択肢がありません(大学1年生)
・ガソリン車の方が種類が豊富でカッコいいデザインも多い(大学4年生)

やはり、ガソリン車派は車好きな学生が多く、乗りたい車がガソリン車に限られているというケースは多いようです。

その他にはこのような意見もありました。
・世の中がガソリン車中心のインフラになっている(大学4年生)
・充電設備を家に整えられない(大学3年生)
・運転していてガソリン車の方が楽しそう(大学1年生)
・今買うならガソリン車だと思う(大学3年生)

ガソリン車派の中で多かった意見は、EVが現在、利便性に劣る側面があるというものです。中には、それを理由に消去法でガソリン車を選択している学生もいて、EVのインフラに期待しているという声もありました。

電気派は未来を見据えて購入!

続いてはEV派の意見です。

3位:環境に良いから
・電気の方が環境に優しい(大学2年生)
・環境問題を考慮すると今後購入するなら電気の方が良さそう(大学3年生)
・今後の地球環境に配慮するべき(大学2年生)

環境問題を重視したクルマ選びをする学生が多いようです。

2位:デザインが先進的でカッコいい
・テスラのデザインがカッコいい(大学4年生)
・街で走っているのを見ても良い意味で目立っている(大学2年生)
・未来から来た感じがしてカッコいい(大学1年生)

従来のクルマとは一味違ったEVのデザイン性に魅力を感じるとの声が上がっています。

1位:未来を見据えたら電気一択!
・インフラは今後整えられると思う(大学3年生)
・世界的にEVが主流となっている印象を受ける(大学4年生)
・今は不便でも将来は技術が進んでもっと長距離も走れるようになると思う(大学1年生)

EV派で最も多かった意見が、現状は利便性に欠ける部分があっても、将来的にはその課題が解決されることに期待しているというものでした。

他にはこのような意見もありました。
・ガソリンスタンドの匂いが嫌い(大学1年生)
・静かで良い(大学3年生)
・実家のEVは何の問題もなく走っている(大学2年生)
・国から助成金がもらえたり、充電設備を設置するのが無料(大学4年生)
・人と違ったクルマが選べるのが魅力的(大学4年生)

EV派は、全体的に環境問題を重要視している傾向が強くありました。その一方で、将来のインフラ環境が改善される前提でEVを選ぶという声が多く、現状のまだまだガソリン車が主流となっている世の中では、乗りづらいかもしれないという現実的な懸念もあるようです。

結果発表!

EV派が72人でガソリン車派が28人という、電気が圧倒的な支持を集める結果になりました。

とくに印象的だったのは、実家がEVに乗っているという学生が10名近くおり、彼らは全員、EVの魅力を大きく感じていました。

一方で、ガソリン車派の学生は、旧車好きやクルマ好きが多く、古き良きガソリンエンジンと運転の楽しさを楽しみたいという声が多く見られました。

近い将来、社会人になりクルマの購入を検討する学生の多くは、その頃にはインフラがより整備され、EVを購入しても苦労がないということに期待を抱いているようです。

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