気に入ったものはブランドに関係ない
カスタマイズの基本は、自分が気に入ったものをブランドに関係なく装着する。そして走りに対しては妥協なく、安定性と安全、快適を追求する。そんなカスタムのコンセプトを持つオーナーのハイエースを紹介しよう。
走りに妥協なく仕上げた仕事車
ご本人からお話を聞く前に、このクルマのカスタムデータを見ていて感じたのは、カッコよくするためには妥協を許さず、自分が良いと思ったパーツはブランドに関係なく装着するんだなぁということ。
実際に御本人から話を聞いていくと、こだわりは想像以上で、こと走行フィールに関しては絶対に妥協なくカスタマイズが進められている。とくに高速走行での安定度は抜群で、安全に、快適にそれでいてスピーディに走れるクルマに仕上げているのだ。
とはいえこのクルマ、じつは仕事車。ラゲッジには仕事の道具を積んで走っているというから、本当にスゴイのひとこと。
内装の赤のレカロシート、オレンジを配したセンターコンソールなど、センスの良さがうかがえる。とはいえ、カスタムの本流はやはり、スパルタン。これに尽きるクルマだといえるだろう。
ブランドミックスこそセンスが大事
運転席まわりは、ナルディのステアリングにフェガーリのカーボンインテリアを装着している。このスポーティな雰囲気がエクステリアとマッチしてじつにカッコいい。さらに、インテリアで注目すべきなのは、真っ赤なレカロシートと、オレンジが映えるクールアートのセンターコンソールを装備しているところ。この組み合わせが最高にオシャレだ。
エクステリアはブランドミックスになっている。しかもそれがうまくまとめられているところが、オーナーのセンスのよさを物語っている。リアのスタイリングもスパルタンで、4本出しのマフラーとディフューザーデザインの組み合わせは完璧だ。
そして足元に目を向けると、ホイールは性能重視で選択したボルクレーシングのTE37SBを履いている。ホイール選びひとつをとっても、オーナーの走りへのこだわりが感じられるチョイスになっているのがわかるだろう。良いホイールを履くと走りは確実に変わるのだ。
スパルタンな走りを意識したカスタム
気に入ったブランドをミックスしながらも、オーナーの信念に基づいてチョイスされているため、全体として見たときのバランスは抜群にキマっている。スパルタンな走りを意識したカスタムコーディネイトが光るハイエースに仕上がっていた。