2018年式991後期型911GT3を買うことに決めた!
トラベル系コンテンツディレクターとして糊口をしのぐ筆者が、齢60を前にしてドライブ旅行やスポーツ走行にも挑戦したいという想いから、憧れだった羽根付き「ポルシェ911」の購入を決意。経済的にも体力的にも限界にきている(?)アラカンのシニアにポルシェは翼を授けるのか? いよいよ購入へと一歩踏み出したが、この歳で高額なローンは組めるのか?
ローンしか購入の道はないが、頭金がない! 大丈夫か?
さて、目の前に現れた黒いGT3にあれこれ不満をつぶやきながらも、心の中では一発で気に入ってしまったわけだが、「どうされます?」と聞かれて返した言葉は、「気に入りました! でも、ちょっと考えさせてください」であった……。すぐに「買います」と発しなかった、オレ、エライ! だいたい家人にもまともに伝えていないのだ。
すると「じつは先ほど購入希望の方から問い合わせがあって、待てるのは1週間です」と営業担当者。ムムム、他にもいるのか! というか「先ほどって」なんだ? このタイミングでそんな話が急にでてくるなんてどこかおかしい。だが、まあ、売る側の人はそう仕掛けますわな。
だが、見もせずにいきなり購入希望という。そんな人がいるのだろうか? でも、そういえば渋谷の某IT企業社長は、一度も実物を見ることなく、豪華クルーザーをネットでポチるかのように購入したとかいう話を耳にしたことがある。そんなイマドキのお金持ちの買い方は、おっさんからすると無謀のようにも思えてならないが、ポンと変えるお金持ちは感覚が違うのだろうなぁ。
一方の私といえば、お金持ちと思われるそのライバルさんとは違って、財布の中身は寂しい。なので「じつはまとまった金はない」と小声で伝えると(笑)、「では、その間にローン審査を進めてみましょう。でも少しでもお金出せないですかね?」と担当氏。ローン審査の信用面で200万円くらいあったほうがいいという。だが、ぶっちゃけそれもキビシイ(涙)。今のクルマを下取りに出すのでそれで勘弁してほしいと伝えたのだった。