ソファやベッドなどを備え、自在にアレンジ

2列目シート（2in1シート）は駐車時に反転させてソファとして使用可能。自動車業界では初となる表裏で硬さの異なるクッションを採用することで、通常の移動時には乗り心地優先で程よい硬さに、反転させれば部屋のソファーのような柔らかでくつろげる座り心地に仕立てられている。

耐久性に優れ高級感を備えたヘリンボーン生地を用いた車中泊用のベッドは、折り畳み式と（オプションの）跳ね上げ式を用意する。折り畳み式は2分割になっているのでさまざまなアレンジが可能、車両価格が17万6000円高となる跳ね上げ式はワンアクションで展開が可能な楽々仕様となっている。さらに、跳ね上げ式は展開時に手を離してもゆっくりと倒れてくるので、手を挟むなどの心配がない所もうれしいポイントだ。

スライドテーブルは用途に合わせ好きな位置に固定可能。さらにローンチエディションは、2列目シート部までのウインドウなどを遮蔽する車内カーテン、後部のサイドウインドウに備わるウッドブラインド、スポット照明付きの木目調ルーフパネル、ロールスクリーン、カーテンと同生地のオリジナルクッション、ルーフサイド間接照明、AC100V電源が標準装備されており、まさに部屋のような仕立てとなっている。

ちなみに、電源のない所でもAC10V電源を使うことができるよう、電気自動車（リーフ）で使用されていた温度変化に強いバッテリーを再利用したポータブル電源（ポータブルバッテリー from LEAF）もオプション（17万500円）で用意された。

ボディにはロングボディの標準幅／標準ルーフ／低床の5ドアが用いられており、搭載されるエンジンは2Lガソリンと2.5Lディーゼル、2WDと4WDが用意される。ボディカラーはサンドベージュとホワイトの2トーンに加え、ステルスグレー、ミッドナイトブラック、ピュアホワイトパールが選べる、ローンチエディションの価格は595万8700円〜714万100円（消費税込）。

なお、通常モデルは2024年夏の販売開始を予定している。ローンチエディションは2トーンカラーが2023年12月末、モノトーンは2024年1月までの限定となっており、計画台数に達した場合は注文受け付けを終了するとのことだ。