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新型発売まで秒読み! スズキ「スイフト」の愛され続けた4世代の歩みを5分で振り返ろう【カタログは語る】

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人/スズキ

3代目(2010年) さらなる高剛性&軽量設計を追求

さらに続く3代目は2010年8月に登場。一見すると2代目のイメージを色濃く残したスタイリングながら、全長は2代目+155mmの3850mmに、ホイールベースも+40mmの2430mmに伸ばされるなどした。ただし新規開発されたプラットフォームは高剛性、軽量設計とし、最軽量グレードで970kg(XG・5速MT車、同・CVT車は990kg)と1tを切る車両重量を達成している。

この世代もおよそ7年と長いライフをまっとうし、2011年にはアイドリングストップ仕様を追加したほか、同年11月にはRSを設定。このRSは欧州スペックのダンパー、タイヤなどの採用をはじめとし、爽快な走りをアピールするモデルだった。

なお2013年には4WD車に動力性能と環境性能を両立させたK12B型1.2Lをベースにしたデュアルジェットエンジンも搭載。副変速機を備える7速マニュアルモード付きCVTも組み合わせていた。

4代目(2016年) フローティングルーフのデザインも見どころ

そして2016年12月になると4世代目が登場。「HEARTECT(ハーテクト)」と名付けられた新プラットフォームを採用したほか、新設計のサスペンションやパワートレインなどが投入され、より現代的なスペックを身につけた……そんなモデルへと進化を果たした。

とくにパワートレインでは、1.2Lは新採用のK12C型デュアルジェットエンジンとし、発進~加速時に最大30秒間モーターでエンジンをアシストするISG搭載のマイルドハイブリッドを設定。このISGはアイドリングストップ後のエンジン再始動にはスターターモーターの役割も果たす仕組みとしていた。

エンジンにはもう1タイプ、1LターボのK10C型ブースタージェットも設定。こちらは1.5LのNA並みの高出力/高トルクを実現しながら20.0km/L(JC08モード走行燃費=当時)の優れた低燃費性能も発揮するというエンジンだった。

また単眼カメラとレーザーレーダーによる衝突被害軽減ブレーキをはじめとした先進安全技術も搭載。ハイビーム/ロービームを自動で切り替える機能もスズキ車として初採用した。

3代目に対しホイールベースを20mm伸ばし全長は10mm短くしたボディは、3代目に対してヒップポイントを低くした(前:−20mm、後:−45mm)パッケージングが特徴。Cピラー部にもブラックアウトした部分を回しフローティングルーフとした外観デザインはこの4代目の特徴のひとつ。

さらに2017年9月にはスイフトスポーツが登場。140ps/23.4kgmの性能を発揮する1.4L直噴ターボのK14C型ブースタージェットエンジンを搭載。足まわりにモンローのショックアブソーバーや専用スタビライザー、コイルスプリング、ブッシュを使うなどし、歴代モデル同様、走りに磨きをかけたスペックを身につけていた。果たして次期最新型のスイフトスポーツがどんな仕様で登場するのか? も、今からの楽しみのひとつではある。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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