フラットノーズの真っ白な911
フラットノーズの白いボディで注目を集めていたのは、石原雅さんのポルシェ「911(996)」。5年程前に購入した996のカブリオレは、イベントの2週間程前に仕上がったばかりとのこと。詳しい話をオーナーに伺った。
ボディキットありきでクルマを選択
イベントの開始前、搬入の状態から注目を集めていたフラットノーズの白い911。ベースとなったのは1999年式ポルシェ911(996)カブリオレで、オーナーの石原 雅さんによるとイベントの2週間程前に仕上がったばかりだそうだ。ベースとなった996は5年程前に購入したそうで、その時の状態はマフラー以外ほぼノーマルだったという。では、何故このフラットノーズのスタイルに変貌することになったのだろうか?
「実はOLD&NEWのボディキットを付けたかったので、それに合う車を探していたんです。これ(ボディキット)を付けてるクルマが殆ど屋根付きだったんで、屋根開きもいいかなと思ってカブリオレにしました」
「取り敢えずクルマを買ってすぐにボディに仮付けして、そこから塗装とか内装とか足まわりを全部やってえらいことになりました。全塗装も含めてボディで1年半くらいかかって、足まわりに手を入れて、1年くらい前から内装を始めて、一度、5月くらいに上がってきたんですが、不具合をちょっと直していたので完成したのが2週間前くらいですね」
ボディキット以外にも各部に手が入れられている
最大のポイントとなるOLD&NEWのボディキットは、フラットノーズバンパー、マーシャルヘッドライト、ワイドフェンダー、リアウイングで構成されフロント部分は総入れ替え、リアにも当然加工が施されている。
このボディキットに合わせ停車時にボディを着地させるためにエアリフトのエアサスを装着。着地時にフェンダー内へすっぽり収まるよう、タイヤ&ホイールもサイズを合わせたものに変更済となる。
加えて内装はボディカラーに合わせライトシルバーに全面張替えられ、一部をイエローに塗装、カーペットなども張り替えられているという。ちなみにボディカラーのパールホワイト&イエローは、オーナーのオーダーで全塗装となっている。
「どの色にしようかなって考えた時にトヨタのパールホワイトがきれいに光っていたので、この色にしようと。黄色の部分はちょっと透き通るような感じのルノーのものにしました。もともと黄色とかゴールドとか好きだったんで。わりとワイルドに仕上がってくれたので、塗装を少しおとなしめにして良かったなと思います」
その全てがお気に入り
ボディキットを始め各部に手が入れられている石原さんの996。その中でご自身一番のお気に入りのポイントを伺ってみたのだが、これは愚問だったようだ。
「このボディの迫力、カラーリングと内装ですね。これでほぼ完成なので、もうこれ以上クルマはいじらないでしばらく乗りたいと思っています」
つまり、クルマの全てがお気に入りだということだ。