ヒョンデ ジェネシスクーペ サーキット名から命名
現在はヒョンデの高級車ブランドとして名前を残すジェネシスだが、過去にはヒョンデのモデルのひとつとしてラインアップされていた時期があり、2008年から販売されていたジェネシスクーペは、FRレイアウトと2Lターボエンジンを持つこともあり、ドリフト競技などにも供されることがあったモデルとなっていた。
そのジェネシスクーペには「ツクバレッド」なるボディカラーが用意されていたが、これは言うまでもなく「筑波サーキット」のツクバであり、その他のカラーにも「シルバーストーン」や「バサースト ブラック」など、サーキットにまつわる名前が付けられていたのだった。
フェラーリ、マセラティ、アバルト 695、レンジローバー イヴォーク他
輸入車に和名のボディカラーが付けられるのは意外と珍しいことではなく、前述のヒョンデ以外にも、アバルト695やマセラティ、フェラーリなどのモデルにオーダーカラーとして「ビアンコ フジ」というカラーが用意されている。
ビアンコとはイタリア語で「白」を意味しており、フジは日本を象徴する「富士山」が由来で、富士山の山頂に白く積もる雪をイメージしたパールホワイトカラーとなっているのだ。
同様の由来を持つボディカラーにはレンジローバー イヴォークなどに用意された「フジホワイト」も存在しており、言うなれば日本の定番人気ボディカラーであるパールホワイトが海外でも受け入れられるようになったということなのかもしれない。