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BMW新型「X1」のスマホ充電トレイが秀逸! 冷却機能もついてGにも耐える構造が最高すぎません?【Key’s note】

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TEXT: 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)  PHOTO: ビー・エム・ダブリュー

  • スマホホルダー
  • インパネにも馴染むデザインを採用している
  • 新型BMW Z1 xDrive23i(欧州仕様)
  • BMWの象徴であるデイタイムランニングライトも変更されてスタイリッシュな顔つきに
  • 電動モデルのBMW X1 xDrive30eもラインアップ
  • 走りを追求したBMW X1 M35iも追加されている
  • シフトレバーやドリンクホルダー付近に設置される
  • 立てかけつつスマホもきちんと固定されるというデザインを採用

スマホを車内で充電する環境は進化している

レーシングドライバーであり自動車評論家でもある木下隆之が、いま気になる「key word」から徒然なるままに語る「Key’s note」。今回のキーワードは「車内のスマホ充電」についてです。最近では純正でスマホの非接触充電トレイが用意されている車種が増えていますが、木下さんにとってまさに理想的といえる非接触充電トレイと出会ったそうです。

安心して駆け抜けられる理想と巡り合う!

日常の移動のほとんどはクルマです。電車や飛行機を使うのは、たとえば東京から大阪であったり仙台であったり、あるいはそれより遠くの、つまり、移動距離が500km以上である場合に限っており、それでも現地に到着するや否やそそくさとレンタカー屋に飛び込み、クルマ移動にスイッチする……というほど移動手段の大半をクルマに頼っているのです。もはやクルマ依存症の誹りを免れないのです。それゆえに、車内は自宅のリビングであり、事務所のデスクに等しいかもしれません。

それに加えてやや潔癖症なこともあり、雑然としている空間は落ち着かない性格でもあります。埃やちりはそれほど気にならず、四角いテーブルを丸く拭くタイプでもあるから潔癖というのはちょっと違うような気もしますが、とくに気になるのは電気コードの類がゴチャゴチャしているのは許せない。

だから、コードをコンセントに挿さなければ機能しない電気ストーブや扇風機は、冬になっても夏になってもなかなか押し入れから引っ張り出す気になれず、ダウンジャケットを着込むか裸になるかで、寒暖の峠をやり過ごせないかと企むのです。

そんなエセ潔癖症の僕ですから、車内の携帯充電コードは、ゴキブリよりも忌み嫌う存在なのです。害虫だったら見て見ぬふりすればやり過ごす自信はありますが、充電コードはどうしても目に飛び込んでしまいますね。

最近は非接触の充電システムが普及し始めています。これはありがたい。もはや携帯は命の次に大切なものに上り詰めた感があります。クルマに乗り込むときには、尻のポケットから携帯を抜き、着座するなり非接触充電ホルダーに収めます。絡まった糸のような充電コードがなく、ああ〜スッキリしたとなるわけです。

スマホの充電トレイにもBMWらしさを!

そんな僕のために開発されたのではないかと思うのが、BMW「X1」が採用したスマホ充電トレイです。これは素晴らしい。感動的です。

新型X1

それはセンターコンソールの中央にあり、ドライバーが画面を確認できるよう、立てかけて設置できるよう細工されています。平置きの非接触充電タイプは少なくありませんが、それだと停車中でも画面は確認しづらい。走行中にズレてしまうこともなくはない。ですが、X1のこのタイプは、ピタッと収まりがいい。走行中にズレることもなさそうなのです。ご丁寧に、レバーによって固定するようにもなっていますね。

BMWといえば「駆け抜ける喜び」を掲げる走り自慢のブランドです。強いGが発生することも少なくありません。そんなBMWだからこその機能のような気がしました。その辺りのブランディングも見事ですね。

しかもですよ、X1のスマホ充電トレイには、冷却機能まで組み込まれているのです。スマホにとって熱は大敵です。バッテリーの劣化にもつながりますし、あまりに高温になると、電話もSNSも機能しなくなります。

夏場では車内は高温にさらされますので、スマホにとっては厳しい環境ともいえます。しかも、充電で熱をおびます。充電トレイに冷却機能が組み込まれているなんて、最高すぎますね。

前述したように、僕がマイカー選びをする時、スマホホルダーの有無が絶対条件になります。これからはそれに冷却機能付きという条件を加えてもいいかもしれないですね。

BMW X1が次期マイカーの有力候補に急浮上しました。

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  • 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)
  • 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)
  • 1960年5月5日生まれ。明治学院大学経済学部卒業。体育会自動車部主将。日本学生チャンピオン。出版社編集部勤務後にレーシングドライバー、シャーナリストに転身。日産、トヨタ、三菱のメーカー契約。全日本、欧州のレースでシリーズチャンピオンを獲得。スーパー耐久史上最多勝利数記録を更新中。伝統的なニュルブルクリンク24時間レースには日本人最多出場、最速タイム、最高位を保持。2018年はブランパンGTアジアシリーズに参戦。シリーズチャンピオン獲得。レクサスブランドアドバイザー。現在はトーヨータイヤのアンバサダーに就任。レース活動と並行して、積極的にマスコミへの出演、執筆活動をこなす。テレビ出演の他、自動車雑誌および一般男性誌に多数執筆。数誌に連載レギュラーページを持つ。日本カーオブザイヤー選考委員。日本モータージャーナリスト協会所属。日本ボートオブザイヤー選考委員。
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