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親子でダットサン「スカイライン2000GT-R」と「フェアレディ2000」を楽しむ! クルマ好きファミリーの理想の姿を見せてもらいました

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循

  • ラリー中は展示スペースで留守番の、スカイライン2000GT-R
  • フェアレディ2000のドライバーは息子の恵太さんが務めた
  • フェアレディ2000のエンジンルーム
  • フェアレディ2000のエンジンルーム
  • フェアレディ2000のエンジンルーム
  • 息子の恵太さんが物心ついたときには、すでにフェアレディ2000とスカイライン2000GT-Rがあったという
  • フェアレディ2000のエンブレム
  • ダットサンのロゴ
  • 知人にスカイライン2000GT-Rを譲ってもらってからフェアレディ2000を増車したという
  • フェアレディ2000のインテリア
  • フェアレディ2000のスペアタイヤ
  • フェアレディ2000のリアスタイル
  • フェアレディ2000のリアスタイル
  • ダットサン「フェアレディ2000」(SR311)で参加の石川晴夫さん(右)と、1970年式の「スカイライン2000GT-R」(PGC10)で参加の石川恵太さん(左)
  • ダットサン「フェアレディ2000」でラリーに参加

新潟の老舗ヒストリックカー・イベント

「若者のクルマ離れ」などという言い回しもいまや使い古された感もあるが、それはあくまで趣味世界とは無縁の世間の一般論。例えば日本全国各地で頻繁に開催されるヒストリックカー・イベントなどでは、ヒストリックカーを楽しむ若い女子グループや、親子でラリー競技に参加するようなクルマ好きファミリーも少なくない。そんな幸せなクルマ好きが数多く集まるヒストリックカー・イベントのひとつが、さる2023年9月3日(日)に開催された「クラシックカーレビュー ITOIGAWA」である。

参加台数をスリム化して130台で開催

1992年、新潟県の糸魚川市で第1回目が開催された「日本海クラシックカーレビュー」。回を重ねるごとに盛り上がりを見せ、今ではわが国有数の老舗ヒストリックカー・イベントとして広く認知されている。しかしその知名度と人気ゆえ、近年は会場やスタッフのキャパシティが飽和状態となりつつあった。そこで2022年をもって長年親しまれてきた「日本海クラシックカーレビュー」としての開催は一旦終了。

2023年からはその名称も「クラシックカーレビュー ITOIGAWA」と改め、参加台数のスリム化、市内パレードの割愛など、一部コンテンツを見直したうえ改めて開催されることとなった。リニューアルされたとはいえイベントのコンセプト、そして主催者とエントラントのクルマに対する情熱にはいささかの変化もない。

このイベントの参加車両は国籍を問わず1974年以前に生産されたクルマが対象となる。今回のクラシックカーレビュー ITOIGAWAの参加車両は130台。そのうちおよそ2/3となる87台が国産車だったが、さらにその中でも総勢27台と一大勢力を占めたのが、新旧「スカイライン」や「フェアレディ」をはじめとする日産車たちである。

あらためてイベントのパンフレット、エントラントのリストを見ていると、1969年式のダットサン「フェアレディ2000」(SR311)で参加の石川晴夫さんと、1970年式の「スカイライン2000GT-R」(PGC10)で参加の石川恵太さんが、どちらも福井県からの参加となっている。もしやと思いお話を聞いてみれば案の定、2人は親子の間柄であった。

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