こだわりのエキマニGR86用は苦心の末に誕生
GR Garageが誕生する遥か前から、ディーラーでありカスタマイズチューンの提案をしてきていたのがネッツシュポルト。現在はGR Garageネッツシュポルト千葉として運営されている。1999年にネッツトヨタ千葉のスポーツ部門として誕生。当初からヴィッツレースへの参戦やサポートから、カスタマーカーのカスタマイズやチューニングなどを行なってきた。
(初出:GR magazine Vol.07)
パワー&トルクアップが狙える『鬼マニ』
先代の86/BRZのカスタマイズではオリジナルのエキマニ「鬼マニ」を販売。その性能から瞬く間に多くのユーザーから支持される人気パーツとなった。そしてこのたび、第2弾としてGR86(MT)用発売が開始されることになった。
GR86用も開発が進められたが、意外とそのままではパワーが出なかったという。「レイアウト的には先代のエキマニが取り付けられるのでテストしましたが全然ダメ。そこからパイプ径や集合部の内部構造などさまざまなテストをしました」と松本店長。
さまざまなレイアウトや集合方法をテストした上で現在のスペックに行き着いた。とくに乗り味に重要なトルクは純正だと3400回転がピークとなるが、鬼マニではそのあたりは維持したまま4500~5500回転でさらにトルクを引き出してこちらがピークになる。伸びのあるエンジン特性を手に入れた。パワーは最高出力こそノーマルと同等だが、全域で上まわることで低中回転からのパワフルさを実現する。
街乗りで使う常用域ではパワーで約10ps、トルクで1.5~2kgmほど高めることに成功している。しかもこれはノーマルマフラーにセットしたときの数値なので、アフターパーツと組み合わせればさらなる伸びが期待できる。
街乗りで十分に高性能を実感できるパーツだ
実際に乗ってみると、まずアクセルに対するエンジンの反応が圧倒的に良い。気持ちよくエンジンが吹け上がってくれて、加速感も高まっている。ヒール&トゥをしたときにも瞬時にエンジン回転が上がってくれて気持ちよく回転も合わせやすい。高回転の伸びもあるが、なにより普段乗りの回転域での力強さと伸びが高まっているので街乗りで普通に走っているだけでも楽しい。鬼マニ装着車に比べるとノーマル車はエンジンがモヤモヤしているような感じさえしてくるほど。
「エキマニに合わせてECUチューンすればパワーを引き出すことはできますが、純正ECUのままにこだわったので苦労しました。しかし、自信を持って提供できる性能を引き出すことができました。ちなみにECUチューンをご希望の方にはオリジナルで現車に合わせた書き換えチューンも提供しています」と松本店長。
「NETZ TOYOTA CHIBA ORIJINAL EXHAUST MANIFOLD 鬼マニ」
価格:26万4000円(エキゾーストマニホールド+耐熱バンテージ+取り付け費)
適応:TOYOTA 86“ZN6”MT車/AT車、GR86“ZN8”MT車GR Garageネッツシュポルト千葉
所在地:千葉県千葉市美浜区新港70-1
連絡先:043-241-7632
営業時間:10:00〜19:00
定休日:月曜日
URL:http://www.netzsport.com/