エンジン搭載位置を下げることで低い重心をさらに下げる
エンジンにはTRUSTのターボキットを装着している。大幅にエンジンはパワーアップを果たしたわけだが、前述の通りレンさんは弟の乗る86でノーマルとのパワー差をしっかりと実感しているそうだ。さらにこのクルマは面白い試みをしている。
「エンジンマウントの加工でエンジンの搭載位置を30mmほど下げているんです。たった30mmなんですが、重心が下がったため、コーナリングが本当に楽しいクルマになりました」
ただでさえ重心の低い水平対向エンジンの搭載位置をさらに下げることで、86の大きな特徴である重心の低さをさらに伸ばしているのだ。
足まわりにも手を入れコーナリングを楽しむ1台に
足まわりはHKSのハイパーマックス車高調の初期型に、あえてスイフト用の10Kスプリングを組み合わせて独自のセッティングを楽しんでいる。さらにBLITZのビッグキャリパーキットを組み込みストッピングパワーも強化している。
ホイールは17インチのADVAN RG3に255/35R18サイズのタイヤを装着。ちなみにリアデフにはCUSCOのLSDも組み込まれており、ジムカーナからワインディングまでとにかく曲がるのが楽しい1台となっている。