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海なし州のニューメキシコになぜ「ダイビングスポット」!? 整備済みのマッスルカーが買える博物館もあります【ルート66旅_27】

海なし州のニューメキシコになぜ「ダイビングスポット」!? 整備済みのマッスルカーが買える博物館もあります【ルート66旅_27】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

クルマ好きならずとも必見の「ルート66オートミュージアム」

もうひとつはクルマ好きの心をくすぐる「ルート66オートミュージアム」で、面白いのはガレージに展示されている車両の多くを実際に購入できること。スタッフが案内するわけではないし説明のボードもなく、博物館というよりは中古車販売店といった雰囲気なので、クルマに興味がない人にとっては物足りないかもしれないが、ビジネスの始まりが自動車整備工場だったせいもあって、内外装から機関部までよく手入れされたクルマばかり。多くは1950~1980年代のクラシックカーで、ショーに出展したようなカスタムかーもある。朝は7時半と早くからオープンしているし、ギフトショップの品揃えも結構な充実ぶりだ。

実際にクルマを購入するのはハードルが高いかもしれないが、当然ながら価格も日本のマーケットと比べればリーズナブルで、憧れのアメリカン・マッスルカーのオーナーになる妄想に浸れる。なおブルー・ホールで触れた1937年までのルート66は、他にもあり分かりやすい案内板も設置されているので、時間が許せば探して走りまわるのもアリだろう。

* * *

そして冒頭で触れた南北への分岐。南には西部開拓時代のアウトロー、ビリー・ザ・キッドが根城にしたフォート・サムナー、さらに南下するとエイリアンの街として知られるロズウェル、そこから西に進めばホワイトサンズ国立公園がある。いっぽうサンタ・ローザから北西に当たる州都サンタフェまでの道は、同じく1937年まで正規のルート66として使われていた旧道だ。どちらもスルーするには惜しい見どころだらけなので、次回からは少しまわり道しながら詳しく紹介していきたい。

■「ルート66旅」連載記事一覧はこちら

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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