クルマ好きならずとも必見の「ルート66オートミュージアム」
もうひとつはクルマ好きの心をくすぐる「ルート66オートミュージアム」で、面白いのはガレージに展示されている車両の多くを実際に購入できること。スタッフが案内するわけではないし説明のボードもなく、博物館というよりは中古車販売店といった雰囲気なので、クルマに興味がない人にとっては物足りないかもしれないが、ビジネスの始まりが自動車整備工場だったせいもあって、内外装から機関部までよく手入れされたクルマばかり。多くは1950~1980年代のクラシックカーで、ショーに出展したようなカスタムかーもある。朝は7時半と早くからオープンしているし、ギフトショップの品揃えも結構な充実ぶりだ。
実際にクルマを購入するのはハードルが高いかもしれないが、当然ながら価格も日本のマーケットと比べればリーズナブルで、憧れのアメリカン・マッスルカーのオーナーになる妄想に浸れる。なおブルー・ホールで触れた1937年までのルート66は、他にもあり分かりやすい案内板も設置されているので、時間が許せば探して走りまわるのもアリだろう。
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そして冒頭で触れた南北への分岐。南には西部開拓時代のアウトロー、ビリー・ザ・キッドが根城にしたフォート・サムナー、さらに南下するとエイリアンの街として知られるロズウェル、そこから西に進めばホワイトサンズ国立公園がある。いっぽうサンタ・ローザから北西に当たる州都サンタフェまでの道は、同じく1937年まで正規のルート66として使われていた旧道だ。どちらもスルーするには惜しい見どころだらけなので、次回からは少しまわり道しながら詳しく紹介していきたい。
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