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歳の差21才! 平成ボーイが本気で惚れた旧車は日産「セドリックバン」でした。当時のエンケイマグホイールをセット!

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

気になるサニーを差し置いて「本気で欲しい!」と思えた愛車との出会い

「もともとはサニーを探していたんです。b.p.gunjiさんのクルマがカッコよかったので。個人的にはGX5のクーペなども気になっていたのですが、その当時はすでに車両価格が高くなっていましたね。しかも、鉄板が薄いから下まわりから腐ってくるよ、なんていう噂も聞かされて。それで、若い時分にはさすがに所有するのは厳しいなと諦めていたのです」

ところが、新しい出会いは身近な所でやって来た。旧車探しで知り合った福岡県糟屋郡にあるお店「ハーフィーズ」で、このセドリックバンとご対面。そこで一気に火が点き、ローン用紙を記入。問題なく審査も通ったことで、晴れてこの車両のオーナーに。それが今から約5年前。畠中さんが24歳の頃だった。

「人生のファーストカーは、知り合いから譲ってもらったクリッパーのバンでした。その後の足グルマとして、モコを手に入れたのですが、それとほぼ同じタイミングでこのセドリックバンも買ったんです(笑)」

壊れても楽しいと思えるのが旧車生活

入手した当初の愛車は、車高は今と同じでGXグレードの純正ホイールにホワイトリボンタイヤが装着されている状態だった。その後、ハーフィーズの社長さんのご厚意で、この当時物のエンケイ製マグホイールを入手。10mmのスペーサーを使用しつつ、ロングハブボルトへと打ち変えたことで、フェンダーとの絶妙なバランス感を獲得している。

「古いクルマなのでブレーキのマスターバックの中のダイヤフラムが劣化して、ブレーキが固着しちゃったり。オルタネーターのパンクもあり、今は交流発電に変えたりとか。古いクルマなのでトラブルはいろいろと経験しました。でも、それも含めて楽しんでいます!」

畠中さんの言葉を借りると、「窓から見える景色が違う」のだそうだ。運転席に座る自分から見て流れる景色はもちろんだが、見られているという感覚。一般的なクルマではないため、いろいろな人がこのセドリックバンに興味を示してくれる。それ以外にも、この時代の車両ならではの排気ガスや様々な匂い。そういった要素ひとつひとつが、畠中さんのカーライフをより満足させてくれているのだと言う。

「クルマ好きという接点をきっかけにして、年齢も職種も関係なく、多くの人と出会えたことが、一番の違いですね。このクルマに乗らなかったら、そういう経験はできなかったと思います!」

昭和の旧車は、平成男子の心を豊かにしてくれる。そこには、お値段以上の価値が間違いなく存在しているのだ。

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