世界最先端のモーターを搭載したモンスター級EV
ヒューマン・ホライズンズが現在の段階で発表している情報によると、ハイファイAのバッテリーパックとエレクトリック・モーターはいずれもHiPhiが自社開発したもの。800Vプラットフォームをベースとする電気駆動アッセンブリーは、フロントにシングルモーター、リアにデュアルモーターを採用したもので、結果トータルの最高出力は1035psに達するとのこと。ちなみにモーターは超高速カーボンファイバー・ローターを採用した、こちらも世界最先端のもの。完全オイル冷却と磁気シリンダーコイルの直接冷却技術を実現することで、2万2000rpmの超高速回転と、30分以上の超長時間高出力が可能になった。バッテリーパックも同様に革新的で、ピーク時には1.5MWの電力を放出できる。さらにカーボンファイバー製の防弾ボトムシールやトップカバーなどで安全性も確保される。
シャシーには高性能アルミニウム合金やナノセラミックスなどを使用したほか、内外装のトリムには航空機に採用されるTC4チタン合金までをも革新的に使用したハイファイA。その優秀なハンドリング性能は後輪アクティブ・ステアリング、CDC連続可変ダンピング、50:50に近い理想的な重量配分、そして独自のトルクベクタリング技術によって成り立っている。
注目の最高速は300km/h、0‐100km/h加速は約2秒というハイパーサルーン、ハイファイA。その実力を試すチャンスが訪れるのが本当に楽しみな一台である。