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プラス12万円でカッコよすぎるオールブラックに! 90台限定の「グランドチェロキー」は生誕30執念記念モデルでした

専用となるグロスブラックのフロントグリルを装着。バンパーはボディ同色となる

プラグインハイブリッドのアメリカンラグジュアリーSUV

StellantisジャパンはジープブランドのフラッグシップSUV「グランドチェロキー」の誕生30周年を記念した特別仕様「30th アニバーサリー エディション」を発表した。

EV走行も53km可能

元祖ラグジュアリーSUVとされる1963年登場のワゴニアを始祖とするグランドチェロキーは、1992年にZJ型がデトロイトモーターショーで発表された。1993年より販売が開始されたワゴニア後継のこのモデルは、モノコック構造を採用するなどにより、オフロード性能だけでなくオンロード性能や快適性を向上させて話題を呼んだ。その後、代を重ねるごとに乗り心地を向上させ、インテリアはアメリカンラグジュアリーSUVにふさわしい仕立てとなっている。

現行モデルのWL型は10年ぶりのフルモデルチェンジで2021年に登場。国内には、まず全長5200mmの3列仕様のLが導入となり、2023年に全長4900mmの2列仕様の標準ボディが少し遅れて導入されている。Lが最高出力286ps/最大トルク344Nmの3.6リッターV6エンジンを搭載するのに対し、標準ボディは272ps/400Nmの2リッター直4ターボを搭載。さらに、その2リッターエンジンにモーターを組み合わせた、プラグインハイブリッドの4xeをラインナップしている。

4xeはエンジンスタートなどを行う63psと駆動などを行う145psの2つのモーターを備えており、14.8kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。EV走行も53km(WLTCモード)可能なので、買い物などの普段使いではEVとして活用することも可能だ。

国内未導入グレードのデザインでスタイルを差別化

今回の「30th アニバーサリー エディション」は、そのプラグインハイブリッド(4xe)のベーシックグレードとなるリミテッドをベースに採用。フロントとリアには、よりオフロード志向のグレードであるオーバーランドのデザインが取り入れられている。オーバーランドは国内に導入されていないため、クロームパーツを用いた他のグレードと差別化できるのも魅力だ。

エクステリアはフロントグリルやルーフレール、アルミホイールなどにブラックをあしらい、さらにボディカラーをダイヤモンドブラッククリスタルとすることで、より力強いイメージをアピールしている。また、リアゲートには、30thの文字に1993年の初代モデルと現行モデルのシルエットを向かい合わせに配置した、この特別仕様ならではの専用バッジが与えられた。室内では、上級グレード(サミット リザーブ)だけに採用されているデジタルリアビュールームミラー、ワイヤレスチャージングパッド、ウインドウシェードが備わっている。

もちろん、オフロードの走破性やオンロードの快適性はベースモデル同様だ。伝統の4WDシステム(クォドラトラックII 4×4システム)、ロックやサンドからスポーツまでオン/オフの走行モードを選べるセレクテレインシステム、エレクトロニックスタビリティコントロールなどを装着。アダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンマネージメントなどの安全・快適装備も充実している。

この特別仕様は90台の限定となり、車両価格はベースモデルのプラス12万円の1049万円(別途、17万円のサーチャージ)となっている。

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