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スバル初代「レオーネ」とともに人生の大半を!「レガシィ」を所有してもハードドップのカッコよさには敵いませんでした

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • グレードごとに異なるヘッドライトデザインが採用されていた初代レオーネ
  • 外装は購入当初と同じ色でリペイントを実施。各部も綺麗に磨き上げられており、坂田さんの愛情の深さが伺い知れる
  • サッシュレスドア、いわゆるハードトップのデザインに当時のスバル(富士重工業)はこだわっていた
  • 丸目4灯と共に丸型2灯のフォグランプが印象的なフロントフェイス周り
  • ホイールはブリヂストン製スピニオ71に変更。このラリー風デザインがお気に入り
  • エンブレム類を取り外したことで、すっきりとしたリアトランク周り
  • エンジンルームにスペアタイヤを積むのが、当時の富士重工業のこだわりだった
  • 内装は基本的に純正のまま。ダッシュボードも僅かに劣化があるそうだが、コンディション良好のまま保存している
  • シートは、「長年座り過ぎて、私の体重を支えられなくなって壊れました(笑)」という理由で、いすゞ「ジェミニ」(2代目)のイルムシャーに純正採用されていたレカロを流用
  • ドアパネルなども、使い込まれているが綺麗に掃除されているのが分かる
  • リアウインドウからトランクへと繋がる一体感や存在感あるCピラーなど、クーペの美しさが溢れ出ている
  • Cピラー前部の窓も含めて全開可能なサッシュレスドア。坂田さんのお気に入りポイントのひとつだ
  • 1979年(昭和54年)式スバル「レオーネGFT」とオーナーの坂田昌二さん。スバルディーラーの営業マンとして定年退職まで勤め上げた、生粋のスバリスト

初代レオーネは人生の2/3を共に生きるかけがえのない相棒

“スバリスト”とは、ある特定の車種ではなくスバルというメーカーそのものを愛するファンを意味する。このような俗称は、日産やトヨタ、マツダといった他のメーカーには存在しない。この初代「レオーネ」のオーナーである坂田昌二さんは、大学卒業後にスバルディーラーに就職し、営業マンとして定年退職まで勤め上げた方。「スバルが好き」という生粋の“スバリスト”が選んだ生涯の愛車が、この「レオーネ」なのだ。

事故で潰した人生初の愛車を忘れることができなかった

美しい「レオーネ」だった。ボディもメッキモール類や樹脂部も綺麗に磨きあげられており、この愛車に対する所有者の思いが各部から溢れだしている。現存率が少ない昭和の希少車でも、これだけ状態の良いクルマが展示されているのは、さすが2006年から続くクラシックカーの老舗イベント「門司港レトロカーミーティング」だと思わされた。

オーナーの坂田さんにとって、この「レオーネ」(初代)は人生で2台目の愛車であり、しかも2台続けて同型車を購入したというほど、この初代がお気に入りだった。

「1台目のボディは赤でした。中古で購入して2~3年ほど経った頃に、事故で廃車になってしまったのです。その当時はすでに2代目レオーネが新車で発売されていたのですが、初代に設定されていたこのハードトップのボディに憧れていたので、やっぱりもう1度乗りたいなと」

営業マンとしての立場上、自社の新型車両が発売されているのであれば、それに乗るのが営業職としての一番の説得材料であるのは重々承知。しかし、「好き」という思いを天秤にかけたら、初代に勝るものはなし。その結果、社内で登録されていたこの青い個体をそのまま譲り受ける形で、晴れて人生2度目の初代オーナーに返り咲いたのである。

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