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フィアット「500」沼にハマった! 新旧2台持ちになった理由とそれぞれの愛車の楽しみ方をうかがいました

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

  • エンブレムもフィアット アバルト595になっている
  • 経年劣化で傷みやすい幌のコンディションも申し分ない
  • ステアリングホイールもスポーティなアバルト仕様
  • エンジンはフィアット 126のもので排気量は650cc
  • 累計走行距離は7万485km
  • フロントのラゲッジスペース内は工具類などでいっぱい
  • オーナーの稲葉さんは現行チンクも愛用中
  • マフラーもアバルト仕様に変更済みで、MTはシンクロ付き
  • サスペンションとブレーキは500Lのままなので飛ばす際は要注意
  • 2022年9月に購入したという
  • シートは張り替え済み。メーターも500Lのものをそのまま使っている
  • センスよくモディファイされており、車高もイイ感じ
  • 買ったときからアバルト 595仕様になっていたのだという

新旧チンクの2台持ちを楽しむ

「フィアットピクニック」が2023年10月28日にボートレース浜名湖で開催されました。過去最高の約1400台、2500人ものフィアットオーナーが参加し、新旧フィアットが大集合。ここでは“稲葉”さんのフィアット1970年式「500」をお届けします。

購入時からアバルト 595仕様だった

ホンダのエスロク(もしくはエスハチ)とS660の2台持ち、ポルシェの空冷911と水冷911の2台持ちといったように、世の中には新旧モデルを同時所有している自動車趣味人が一定数いる。

新旧チンクの2台持ちを楽しんでいるフィアット・ファンも多く、フィアットピクニックで出会った稲葉さん(41歳)もそのひとりだ。

「2014年に現行型のフィアット 500を買い、いろいろモディファイしながら手放すことなく、いまでも所有しています。もう9年も乗っていますね。それ以前はサスペンションにビルシュタインが入っているMT仕様の500 1.2スポーツに乗っていました。それらのクルマでフィアットが集まるさまざまなイベントに参加し、旧いほうの500が元気に走っているのを見ているうちに興味を持ち、欲しくなってしまいました」

購買意欲が湧いて、2022年9月に購入したヌォーヴァ 500は1970年式の500Lで、買ったときからアバルト 595仕様になっていたのだという。会場でメーターを拝見したときの累計走行距離は7万485kmだ。

「この500Lの595仕様は、あるスペシャルショップにメンテナンスで入庫していたクルマでした。カッコイイので気になっていたのですが、嬉しいことに委託販売で出てきたんです。それでゲットすることができました」

このままの仕様をキープしたい

スペシャルショップに見に行った1回目のときには買わず、欲しい気持ちを家に持ち帰って家族会議を実施。OKになったので、2回目の訪問時に契約したそうだ。既述したように昨年の9月に購入したが、10月の納車時に出張中だったので11月に変更してもらったらしい。ということで、愛車になってからちょうど1年が経ったタイミングでお話を聞かせてもらったのであった。

「普段は軽自動車に乗っているので、500Lの595仕様はイベントとツーリングとキャンプに行く際に使っています。ぶどう狩りに行ったりもしましたね。このときにイイ写真を撮れたので、思い出深いです。いまでも直しながら乗っていることもあり、現行チンクのようにイジることなく、このままの仕様をキープしながら乗り続けていきたいです」

クルマは相棒で、今後増車の計画はないとのことだったので、フィアット系の各車が集まるイベントで再び稲葉さんにお会いしたときにも、500Lの595仕様で会場に来ているはずだ。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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