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スズキ新型「スペーシア/スペーシア カスタム」の後席がさらに快適になって153万100円から【マイルドハイブリッド標準】

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TEXT: iconic  PHOTO: スズキ

  • スタイルはキープコンセプト。コンテナをモチーフとしたサイドのビード形状が特徴的
  • スライドドア開口部は幅が600mm、高さが1250mm、リアステップ地上高が345mmと乗降性にも優れている
  • カスタムにはクリスタル感のある肉厚インナーレンズのリアコンビランプを採用
  • マルチインフォメーションディスプレイには4.2インチTFT液晶を採用し視認性を向上させた
  • 新開発のステアリングを採用、マルチインフォメーションディスプレイを操作するスイッチが備わる
  • 後席を倒せばフラットな荷室となり、27インチサイズの自転車も積むことが可能に
  • カスタムのXS/XSターボではシートサイドにパイピングを施したレザー調生地を採用し上質感を高めている
  • インパネボックス(写真)をはじめ、収納が豊富に備わっている
  • リアシートは左右独立式でスライドとリクライニングが可能となっている
  • リアシートにはスズキ初のマルチユースフラップを採用(一部グレードを除く)
  • 発表会での鈴木俊宏社長と新型スペーシア
  • メッキ加飾や艶のあるブラックなどでエクステリアを飾るカスタム。LEDフロントシーケンシャルターンランプなどが備わる

モチーフは丈夫で大容量の“コンテナ”

スズキの軽スーパーハイトワゴン「スペーシア/スペーシア カスタム」が3代目へとフルモデルチェンジを果たした。コンテナをモチーフとしたスタイルに、さらなる工夫が凝らされた広い室内空間が魅力だ。安全・快適装備も充実、人気カテゴリーの人気モデルがさらに進化している。

軽規格を最大限に活用したモデルに

ホンダ N-BOXやダイハツ タントをはじめとし、さらにはそれらの派生モデルなど、ライバルひしめく軽スーパーハイトワゴン。軽自動車販売台数の半数以上を占めるジャンルで、スペーシアは人気モデルの1台だ。ちなみに、2023年7月〜10月の軽自動車の新車販売台数で1位はホンダ N-BOX、スペーシア(先代)は3位だった。

3代目となる新型は人気の2代目から正常進化。居心地の良い室内空間や安全機能などを中心にさらに進化を遂げ、デザインはより楽しさを感じられる仕立てとなっているという。そのデザインは(先代のスーツケースから)丈夫で大容量をもつコンテナをモチーフとし、軽規格を最大限に活用した仕立てとされている。

エクステリアはコンテナをモチーフにプレス面を連想させるビード形状をサイドに、工業製品のように角を面取りしたような造形が取り入れられた。カスタムはメッキをあしらった大型フロントグリルやバンパー、内側をブラックとした薄型LEDヘッドライトなどで存在感を高めている。

さらなる工夫が凝らされた広い室内空間

広い空間を誇るインテリアはさらに工夫が重ねられ、使い勝手や快適性が向上。インパネやフロントドアのアッパー部を立体的な形状とし広さを演出、インパネボックスなどにビード形状を施すことでエクステリア同様のモチーフであるコンテナを表現している。もちろん、多彩な収納も車内各所に備わる。インテリアカラーはブラウン基調で、グレー基調のカラーメランジシート表皮を採用し居心地のよさを演出。対して、カスタムはブラックを基調にボルドーとピアノブラック加飾で上質感を演出する。

また、後席部の快適性や利便性に注力されており、シートにはオットマンやレッグサポート、荷物ストッパーとして活用できるマルチユースフラップを装備。左右独立のアームレストまで備えられている。前席背面に配されたパーソナルテーブルは、スマホなどを立てかけられるストッパーや幼児用マグにも対応するドリンクホルダーが備わる。USB電源ソケットやスリムサーキュレーターも用意されている。

安全・運転支援装備も充実。ミリ波レーダーと単眼カメラを備える衝突被害軽減ブレーキ(デュアルセンサーブレーキサポートII)、前後バンパーに内蔵した超音波センサーを活用した低速時ブレーキサポート、ACCや車線維持支援機能なども搭載する。なお、スペーシアとスペーシア カスタム共に、国土交通省などが普及を促進しているサポカーSワイド、ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車に該当している。

パワートレインは先代同様にマイルドハイブリッドを標準化、660ccの最高出力49psの自然吸気エンジンと64psのターボエンジン(カスタムのみ)が用意された。

車両価格はスペーシアが153万100円〜182万4900円、スペーシア カスタムが180万1800円〜219万3400円となる。

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