三者三様の個性が異なる内装カスタム
トヨタ「ハイエース」のカスタムにおいては、エクステリアはもちろんインテリアにもこだわりたいところ。特に、その広い内装をどうアレンジするのかは、じつに悩ましいのではないだろうか。ここでは三者三様のまったく個性の異なる3台の内装カスタムをご紹介。今回注目したハイエースのカスタムは、シートアレンジ自在のサロンカーと、多機能でリッチスタイルの王道キャンピングカー、そしてレトロモダンなウッディーワゴン。詳細をみていこう。
GR8スタイル・エクスペディションのリッチスタイル王道キャンピングカー
愛知県内に3店舗を展開するGR8は、岡崎店をアウトドア専門店として積極的にアウトドア仕様のパーツ開発&コンプリートカー販売に取り組んでいる。これまでハイエースをベースにしてラゲッジスペースにベッドキットやラックを設置した数多くのキャンピング仕様を製作してきたが、このエクスペディションは8ナンバーの王道キャンピングカーだ。
ベースになるのはワイドボディのダークプライム。ベッドキットの他にシンクや冷蔵庫などロングドライブの長旅キャンプにも対応できる充実したアイテムを備えている。
そしてサイドオーニング、電子レンジ、バッテリー追加といった多彩なオプションが用意されており、好みの仕様に仕上げることが可能だ。
KSファクトリー・サルーンシリーズのマルチシートアレンジのサロンカー
ワゴンGLをベースに新たに開発されたKSサルーンシリーズ。今回のモデルは、4thシートのみ純正シートを採用、それ以外はすべて取り外しオリジナルシートを装着している。セカンドシートは前/後ろ向きに変更可能な成形式ベンチシートを採用し、前後左右にスライドする機能を持たせることで、4thシートの座面を使った前面フルフラットを実現させている。
また、今回のシリーズでとても特徴的なのは、セカンドシートと4thシートの間にセットされる左右のベッドマット兼シートが上方向に持ち上がりながらスライドし、背もたれ部分にリクライニング機能が備わっているということ。
それにより、セカンド、サード、4thシートによる変形対面シートが完成するなど、これまでにないシートアレンジを楽しむことができる。