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レイズ「TE37」と双璧をなす「CE28」が N-plusに進化! 強度と軽さを追求したホイールは「スカイラインGT-R」にオススメです

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: 浦野浩之

  • R34GT-Rに装着したCE28 N-plus
  • 現在は18インチのみ。第2世代Rの推奨サイズは9.5J×18IN22/9.5J×18IN12/10.5J×18IN22。10.5J×18IN15/11J×18IN15はチューナーサイズ。R32で履きこなすのは注意だ。9.5J×18IN22(10万1,200円~)~11J×18IN15(11万円)
  • CE28N-plusはTE37 SAGA S-plusに対して約400g軽量(サイズによって異なる)。応力分散に優れた10本スポークにより、回転時のたわみが少ない。これが動きの軽さに貢献
  • センターパートは形状を見直すとともに肉抜き穴を廃止し剛性をアップした上で軽量化
  • スポークにはRAYSの特許技術A.M.Tで切削ロゴが彫り込まれる
  • スポークとリムの接合部は扇状に広げて締結を強化
  • スポークは天面の幅は狭く、縦断面を厚くしている
  • CE28N伝統のティアドロップデザインはディンプルを大型化
  • ウェル部分にはウェーブ形状を与え、体積を担保。剛性/強度向上に貢献
  • スタイリッシュな印象も与えてくれるCE28 N-plusを装着したR34 GT-R

TE37と双璧をなす人気ホイールが進化

絶対性能主義を軸にたぐいまれなる高性能ホイールを送り出すVOLK RACING。スプリントレースやジムカーナの競技で長年愛されてきたCE28Nがついに大幅改良。TE37の進化同様にデザインを大きく変えず性能向上。まさにエンジニア魂の賜物だ。

ダイレクトな操作感が際立つ!

日本最高峰のパフォーマンスカーであるGT‒R。そのユーザーの想いに応えるため、性能を磨き上げてきたといっても過言ではないホイールが「ボルクレーシングTE37」だ。TE37の進化は常にGT‒Rとともにあった。ゆえにTE37はスポーツホイールのマスターピースと呼ばれる。

しかし、技術は日々進歩している。2023年9月現在、スポーツホイールの基本性能は現行のTE37、「SAGA S-plus」だけが『レイズ』のナンバー1ではない。なぜなら、工業製品は「最新が最良」。ボルクレーシングはレイズの最新かつ最先端技術が投入されるブランドだからだ。

現在、ボルクレーシングの最先端を走るのは、TE37と双璧をなす人気モデルの「CE28N」で、デビューは1999年。強さに軸を置かれたTE37に対して、軽さを重視した設計となっており、もちろん、開発にはTE37で培った技術、ノウハウも活かされている。

応力分散に優れるマルチスポークを採用し、長らく一線を張っていたが、基本設計は20年以上前。昨今のスポーツカーの性能向上は著しく、10年、20年先を見据えた設計のアップデートの必要に迫られた。フェードアウトではなく、さらなる進化が検討されたのは、根強い人気を誇っていたからに他ならない。

こうして、TE37 SAGA S-plus同様に「デザインを変えず、性能を変える」をコンセプトにグレートマイナーチェンジして誕生したのが「CE28 N-plus」だ。

あらゆる面で軽さを感じる

遠目では新旧の違いは分からないが、スポークの天面の幅は狭く、縦断面積は厚みを増し、スポークとリムの結合面は扇状に広がって締結。リムウェル部分にはウェーブ形状のウェル部を設けて体積を稼ぐなど、パッと見ただけでかなり造形が異なっている。

リムウェル部

見えない部分ではインナーリム/ハブの取り付け面などは実績のあるTE37 SAGA S-plusと同形状を踏襲し、リム形状もスポーツカーのブレーキ大径化に対応するため、リバースリムからノーマルリムへ変更。これはレースカー用の開発と同じ最新の解析技術で導き出されたシミュレーションを形に落とし込むなど、クルマの性能を発揮するための技術が100%注ぎ込まれている。

レイズのシミュレーションではCE28はTE37 SAGA S-plusに対して、剛性はイーブン。強度はわずかにS-plusが上まわり、N-plusの方が若干軽量となっている。

7月に富士スピードウエイで開催された試乗会では、「比べて初めて感じるレベルだが、CE28 N-plusのほうがインフォメーション性に優れており、すべての動きが軽い。応力分散に優れる10本スポークをリムでかっちり締結し、センターにマスを集中することで、回転バランスもよいのでしょう」と山野哲也/井入宏之両ドライバーが絶賛していたことが、結果を物語っている。また、開発陣は当然の結果と顔色ひとつ変えていなかったことに、モノ作りのプロとしての自負を感じた。

とはいえ、CE28Nファンにとって、進化したのはうれしいニュース。実際に販売も絶好調で、希望するGT‒Rオーナーは悩んでいる暇はない。

他メーカーを見るのではなく、社内でしのぎを削るボルクレーシング。その揺るぎない自信がこれからも高性能ホイールの先端を走り続ける。

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