R’s Meeting 2023のトラストブースは見どころ満載
2023年10月29日(日)に富士スピードウェイを舞台に開催された、「R’s Meeting 2023 in 富士スピードウェイ」。日産の「スカイラインGT-R」および「GT-R」専門誌である『GT-R Magazine』プレゼンツとなるこのGT-Rファンのためのイベントに、日産自動車やGT-Rのチューニングをプロデュースするチューニングメーカーなど92小間ものブースが出展した中から、気になるブースやアイテムを紹介しよう。
MY24のR35 GT-R NISMOを展示
TRUST(トラスト)のブースでは、最新のMY24となるR35 GT-R NISMOをブースの前にディスプレイしていた。このGT-R NISMO、ダンロップのSP SPORT MAXX GT600 DSST CTT、レイズの試作品の20インチホイール、GReddyのデカールなどを装着しているが、この仕様はこの日のR’s Meetingに合わせ前日に仕上げてきたものだという。
ちなみに展示車両はデモカーとなり、開発用に関してはトラックエディションでパーツの適合などの確認、新たな開発研究などが行われているという。今回はタイヤ&ホイールのみカスタムした姿だが、東京オートサロンでは新たなパーツを見られる可能性もありそうだ。
パーツのディスプレイは第2世代GT-Rが中心
デモカーの展示は最新のR35 GT-Rとなっていたが、ブースでのパーツの展開は第2世代GT-Rのものが中心となっていた。現在、R34 GT-Rの初期モデルがいわゆる25年ルールの影響で北米での人気が高まっていることもあり、RB26DETTエンジンのパーツもさまざまなブランドが再び注目している。
トラストも北米のGreddyと日米合同企画として日本でのテストも行い、なんらかのアクションを起こすことも考えられているという。それがRB26エンジン単体での販売となるか、はたまたそのエンジンを搭載したコンプリートカーとなるのか分からないが、実現するのが楽しみなプロジェクトであることは、間違いのないところだろう。
実際に見て触れるのはイベントならでは
というわけでトラストのブース内では、サージタンクや試作品のパイプを含めたパーツなどRB26用のパーツを多数ディスプレイ。その他にもステアリングや、シフトノブ、アパレルなどがディスプレイされ、さまざまなオーナーがブースに訪れてはパーツを手に取って確認する姿を見ることができた。
やはりメーカーもピンポイントのパーツを揃えられるのは、GT-Rオンリーのイベントならではのこと。そういった意味で、オーナーへのアピールにはうってつけのイベントとなっていたようだ。ちなみに黒いサージタンクは実際見て手に取ったオーナーの多くが「いいですね」というコメントをしていたそうだ。
AMWノミカタ
これは余談だが、今回のブースでは見ることができなかったが、トラストの隠れた人気パーツがあるのだという。それはなんと、水中花のシフトノブ。じつはこのシフトノブ、ハンドメイドで製作されているそうで、品薄の状態が続いているのだそうだ。