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三菱「ミニカ オープントップ」はフィアット「パンダ」より開放的だった! キャンバストップがかわいい軽自動車を覚えてますか?

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: AMW編集部

  • インテリアはシンプルにまとめられいた
  • エンジンは660ccの3気筒エンジン
  • 1986年4月にデビューしたミニカ  オープントップ
  • ルーフは、手動開閉式となっていた
  • 強度を確保するためにBピラー部分にルーフの骨が残されていた
  • シンプルなデザインが印象的だった

おおらかな時代が故に生まれたモデル

今でこそeKワゴンにその座を譲ったが、1962年の初代モデルから2011年の販売終了まで三菱のラインアップのボトムラインを担い続けてきた軽自動車の「ミニカ」だ。

様々なバリエーションが用意されていたミニカ

それだけにバリエーションも豊富で、古くは1970年代に登場したファストバックスタイルのスポーツモデルである「ミニカスキッパー」や、背の高いキャビンを備えて現在のスーパーハイト軽ワゴンの元祖とも言われる「ミニカトッポ」、レトロなフェイスを備えた「ミニカタウンビー」に、市販車として初めて5バルブエンジンを搭載した「ミニカダンガン」など、枚挙に暇がない。そんなミニカのバリエーションの中でも、5代目モデルにのみ存在していたのが「オープントップ」と名付けられたキャンバストップ仕様だ。

原形は1985年のモーターショーで発表していた

1984年にデビューした5代目はイタリアンモダンのようなシンプルで、前後左右とガラスも平面風なデザインを取り入れたスタイリングが印象的だった。1986年4月に追加されたこのオープントップは布製のルーフを備えたモデルで、キャンバストップは手動で丸めてルーフ後端にまとめるという簡素な仕様。強度を確保するためにBピラー部分にルーフの骨が残されていたが、全開すると「フィアットパンダ」のダブルサンルーフのような解放感を味わえた(パンダは前後分割式であるが……)。

ただ実車を見ると明らかにミニカの方が開口部が広く、元々細身のピラーと相まってボディ剛性が心配になるレベルとなっていたが、これもおおらかな時代が故に生まれたモデルと言えるかもしれない。

ちなみにこのオープントップの原形となるモデルが1985年の東京モーターショーに「ミニカ ウィンキー」として出展されており、女性社員からなる社内のプロジェクトチームが参加して開発したとアナウンスされていた。

またミニカ ウィンキーと共に「ミニカ ランナバウト」というクルーザー風のデッキをルーフに備えたオープンモデルも展示されていたが、こちらもオープントップと同じタイミングで特別仕様車「スカイジャック」として500台限定でリリースされた。

こちらはオープントップをベースに脱着可能な「カプセルルーフ」がルーフに備えられており、モーターショーに展示されたものとほぼ同じスタイルとなっていた。

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