重ステだけどミッドシップの軽快感が楽しい!
佐々木さんはMR2とは初めましてながらも、お母様の愛車であるAE86の影響でどこか親しみを感じた様子。そんな親しみを感じた初代MR2は、実際に運転するとどのように感じられたのだろうか?
「まず、ミッドシップということで後ろからエンジンの音や振動が伝わってくるのは、普通のクルマじゃないなって印象を強く持った部分です。コーナリング中の動きやリアの感覚もミッドシップらしい独特のもので、レースで乗っているVITAに似たような雰囲気がありますね。ミッドシップらしい点でほかに言えば、加速の時の押し出し感が普通のクルマとは違った感じでした。足まわりは想像以上にしっかりとしていて驚きましたね。あと独特だなって感じたのはスーパーチャージャーです。車体が軽いのもあって、加速感が良いのはもちろんなんですが、ターボと違った伸び方でスーッとスムーズに伸びていく印象でした」
取材時は一見すると前回の「セリカ1600GT」ほど運転には苦労していない様子だったが、やはり古いクルマだからこそ手こずったポイントもあったそうだ。
「フロントが軽いので前回のセリカ1600GTほどは苦労しなかったですが、パワステがないとやっぱりステアリングは重たいと感じますね。でも運転している感じというか、ステアリングからフィードバックがダイレクトに伝わってきてイイですね! あと、シフトストロークが長いのと、ペダルに少し遊びがあるのは慣れない序盤は少し戸惑いました」
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ミッドシップマシンの独特なドライブフィールを楽しんでいた佐々木さん。時代は近くとも、お母様のAE86とはまた違ったキャラクターであることを実感していた様子であった。
佐々木さんの旧車試乗は今後も計画中。次回はどんな旧車をドライブするのか? お楽しみに。