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日産「キャラバン」が変形して防災支援基地に! 機能満載の「走る町役場」は東京オートサロンでお披露目予定です

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

  • 日産の支援車両コンセプトカー「Disaster Support Mobile-Hub」
  • 2023年9月に発売されたポータブルバッテリー from LEAFを合計17台搭載している
  • ボディカラーはミッドナイトブラックで2トーンのフィルムを施工
  • プロテクション塗装を各所に施す
  • ボディカラーはミッドナイトブラックで2トーンのフィルムを施工
  • ヘッドライト融雪ヒーターを装備
  • フロントガードバー&ウインチ
  • ボディサイドにはラダー
  • 専用サスペンションキット(参考出品)で2.5インチリフトアップしている
  • ハイパールーフランプキット
  • ルーフラックにスペアタイヤも積む
  • ルーフにはRadi-coolカーサイドオーニングも装備
  • ルーフにはRadi-coolカーサイドオーニングも装備
  • ルーフ部分はスライドしてソーラーパネルを広く展開する
  • 2023年9月に発売されたポータブルバッテリー from LEAFを合計17台搭載している
  • 本来は2列目シートがある部分がコントロールオフィスとなる
  • 避難所の運営・管理から情報発信までをこなせる防災本部だ
  • 至る所にポータブルバッテリー from LEAFが詰めこまれる
  • ボディサイドにスライドして展開されるのはスマートフォンの充電サービス
  • その裏側にもポータブルバッテリー from LEAF
  • 車体後部はスライドしたルーフが屋根がわりになる
  • 3列目シートの部分がマルチパーパスルーム(けが人の救護、授乳、おむつ交換などを安心して行える多機能ルーム)となる
  • 車体後部のマルチパーパスルームはもうひとつ用意される
  • こちらは着替えや身体を拭いたりすることができる防音個室(プライバシー空間)だ
  • サイネージモニターによる最新情報の提供
  • サイネージモニターによる最新情報の提供
  • ギャレーを活用した調理なども可能
  • 3列目シートの部分がマルチパーパスルーム(けが人の救護、授乳、おむつ交換などを安心して行える多機能ルーム)となる
  • ベース車両はキャラバン プレミアムGX

東京オートサロン2024に日産が出展するコンセプトカーをいち早く紹介

2024年1月12日(金)~14日(日)に開催される東京オートサロン2024において、日産が出展する予定のコンセプトカーをいち早く紹介しよう。今回は「キャラバン」をベースにカスタムした、緊急・災害時には防災拠点にもなる支援車両「Disaster Support Mobile-Hub」だ。

防災本部もプライベートルームも完備、もちろん家電もOK!

2023年9月に発売された「ポータブルバッテリーfrom LEAF」を計17台も搭載している「Disaster Support Mobile-Hub」(参考出品)は、緊急・災害時の拠点となる支援車両(=Mobile-Hub)を提案したもの。日産キャラバンのオートサロン展示車両としては第4弾となる。

普段は自治体や消防団などが使用し、有事の際にすぐさま避難所に駆けつけ、初動対応として緊急・災害時に必要なライフラインのサポートを行うことができる。防災アドバイザーが監修しており、「走る町役場」のような機能を有しているという。

細部に至るまで車両の設計にこだわって車体本体にさまざまなカスタマイズが施されており、現場にて変形し、作業スペースとプライベートスペース、合計4つの空間を創出することが可能。それぞれのスペースに用途に応じた機能や装備があるため、いざというときの困りごとを解決できるようになっている。

まず、本来は2列目シートがある部分がコントロールオフィス(避難所の運営・管理から情報発信までをこなせる防災本部)となり、車体後部の3列目シートの部分がマルチパーパスルーム(けが人の救護、授乳、おむつ交換などを安心して行える多機能ルーム)となる。車体後部のマルチパーパスルームはもうひとつあり、こちらは着替えや身体を拭いたりすることができる防音個室(プライバシー空間)だ。そして、車外にサポートエリア(配給スペース)も用意され、サイネージモニターによる最新情報の提供や、スマートフォンの充電、ギャレーを活用した調理などが可能となっている。

リーフから二次利用のポータブルバッテリーを17台搭載

ポータブルバッテリーfrom LEAFは、暑さ寒さに強い、自己放電が少ない、といったポータブルバッテリーならではの特徴を誇っており、Disaster Support Mobile-Hubはそのアドバンテージを最大限活用し、電気を使った便利機能を多数装備しているのだ。

優れたポータブルバッテリーをフル活用しているため、サイネージモニターや充電ステーションを有しているだけでなく、各種OA機器や照明、家電に至るまでを使えるようになっており、衛星通信サービスのSTARLINK(スターリンク)によるインターネット環境まで確保している。

静粛性の向上を狙った軽量遮音素材(音響メタマテリアル)や吸音材を採用し、プライバシーを確保しつつ、塗装やシート素材を活用することで車体や内装部品の傷つき防止を図り、ソーラーパネルや照明、映像、それらに付随する電気装備などをによって利便性を向上させているDisaster Support Mobile-Hub。キャラバンの信頼性と拡張性を最大限に活かすことで、緊急・災害時に誰もが安心して使用できる基地に変身できるというわけである。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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