GR86/BRZ Cupで実績を上げているマフラー
フジツボが軽量化と中~高回転域におけるパワー&トルクの向上を達成したマフラーをリリースした。このマフラーはGR86&BRZ Cupプロフェッショナルシリーズの指定部品に登録されていることからもわかるように、サーキットに照準を絞っていることは明らかだ。さっそくインプレッションをお届けしよう。
(初出:XaCAR 86&BRZ magazine Vol.042)
こだわりのスポーツ仕様マフラーが最適な出力とサウンドを実現する
■AUTHORIZE A-RM 13万3100円(消費税込)
メイン径70φ、出口径101.6φ。メイン径はかなり太いが、きちんと最低地上高を確保できるようにセットされていることも見どころのひとつだ。ナンバー付きレースに照準を絞ったことで、かなり細かいところまで煮詰められているマフラーだと言える。
結果として時速50km/hから100km/hまでの中間加速はノーマルに対して0.1秒アップ。最高出力は229.6psから232.7psへ。トルクは244Nmから248.9Nmへアップ。重量はノーマルの16.4kgに対し11.6kgへと軽量化されている。
エンジンをかけてみるとアイドリング時からかなり重低音が響くイメージ。高音を求める人は2本出しのほうがオススメのようだ。
走らせてみると高回転へ向けた吹け上がりが鋭く、伸び感もなかなかだった。試乗車には小倉クラッチのフライホイールとクラッチがセットされていることもあるが、アクセルに対して俊敏に反応するところがかなり好感触。コーナリングへ向けた回頭性もよく、リアの追従性がかなり高く感じるところもなかなか。実戦で鍛え上げられたことが十分うかがえる仕上がりだ。なおこの取材の模様はAMW公式YouTubeでもご覧いただくことができる。
2本出しのAUTHORIZE A-Rもバランスが良く人気
■AUTHORIZE A-R 15万7960円(消費税込)
また、今回試乗することはできなかったが、2本出しのAUTHORIZE A-RもGR86&BRZ Cupプロフェッショナルシリーズの指定部品に登録されている、中回転域を重視したモデル。A-RMよりトルクがあるのでストリートでの使い勝手も良好だ。エキゾーストノートも大きすぎず、心地良い音質にこだわったモデルで、美しいパイプデザインが特徴となっている。
フルエキゾーストシステムEPUにも注目したい!
そして、究極のエキゾーストシステムと言えるのがEPU (EXH PERFORMANCE UNIT/近日発売)だ。エキマニからスポーツキャタライザー、リアピースに至るまで途中消音器は設置されているが、シンプル・イズ・ベストと呼ぶのに相応しいレイアウトを採用。モータースポーツの現場で鍛えられた本格的なフルエキゾーストシステムなので、発売が待たれるところだ。
チタンカラーのボンネットステーはボンネットダンパーよりもお洒落かも!
また、チタンカラーのボンネットステーがスタンバイ中。GR86&BRZオーナーは、ボンネットダンパーを選ぶ人が多いと思うが、フジツボが現在開発中のチタンカラーのボンネットステーが魅力的だ。中央部がチタンカラーになっていて、FUJITSUBOのロゴ入り。チタンテールの応用編である。近日発売とのことなので、乞うご期待!
【問い合わせ】
藤壺技研工業
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