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105台の「GT-R」が阿蘇山中に集結! 九州で開催された「GT-Rミーティング」は熱いオーナーの集まりでした

ノーマル車だけではなく、ドレスアップやチューニング車も多数参加

九州のGT-Rユーザーの結束力が凄い!

1989年に発売された日産「スカイラインGT-R」(8代目/R32型)の登場が、日本のスポーツカーの歴史を大きく変えたと言っても過言ではない。その後、R33型、R34型、そして現行機種であるR35型と、「GT-R」の称号は途絶えることなく継続。どの型式もその時代に恥じない圧倒的パフォーマンスを披露し、ハコスカ以来の「GT-R神話」を生み出すきっかけにもなった。今回「GT-R」を愛するユーザーが雄大な阿蘇くじゅう国立公園内に集まると聞いて、「九州GT-R☆ミーティング2023」の会場となった瀬の本レストハウスにお邪魔してきた。

20年以上続く、密かに人気のGT-R愛好者の集まり

紅葉前の赤みを帯び始めてきた木々に囲まれた駐車場に、この日の主役である歴代GT-Rが、朝から1台、また1台と集まってきた。今回のミーティングは、いわゆる“第2世代”以降のGT-Rが対象。GT-Rとしては3代目となるR32型(1989年~1994年)から、4代目R33型(1995年~1998年)、5代目R34型(1999年~2002年)、そして、2007年よりスカイラインから完全独立して誕生した7代目R35型(2007年~現行)と、上記4機種が勢ぞろいした。

「このイベントは、R32型からの第2世代以降のオーナーズクラブが始まりです。そのクラブに所属して九州界隈で活動していたメンバー達が、大規模な集まりではなく、自然発生的に少数でのツーリングやプチミーティングを実施していたのですが、数を重ねるうちに台数が集まるようになってきました。その結果、オーナーズクラブという枠を超えて、GT-R好きが集まるイベントとして開催するようになったのです」

「九州GT-R☆ミーティング2023」の運営リーダーによると、すでにこのイベントは20年以上の歴史があるとのこと。会場もいろいろと変化するなかで年に1回の開催を目指して継続。今年は春と秋の年2回に実施し、今回取材でお邪魔したのは秋開催分ということになる。

希少グレードも含めて、歴代GT-Rのオーナーが交流を深める1日

この日集まった多くのユーザーは、地元九州の方々がもちろん多かった。しかし、遠方では岡山など、他地域ナンバーも多く見られ、参加者がいかにこのイベントを楽しみにしているのかは一目瞭然。10時30分の開催挨拶後に台数を確認してみたところ、32型が41台、R33型が12台、R34型が21台、R35型が31台と、合計105台が整列。しかも、運営スタッフの尽力により、車種ごとに1列ずつ展示するスタイルのため、同車種がずらりと並ぶ姿は圧巻だった。

「希少なグレードはもちろん、それぞれのユーザーさんがこだわりを持って作り上げたGT-Rで、ここに遊びに来てくれるのが嬉しいですね。イベント運営は大変ですが、仲間同志で助け合って主催しているので、仮に私がいなくても同じようにイベント継続は可能だと思っています。参加者の皆さんがいつも楽しみにしてくれますから。できるだけ長く続けられるように、頑張ります!」

このようにリーダーが語るように、参加している車両も、R33の4ドアGT-RであるオーテックバージョンやR35最新のMY24といったレアな個体をはじめ、ガレージアクティブやリバティーウォークなど、有名チューニング&カスタムショップが手掛けたものも。また、純正状態を大切に維持されている個体など、ユーザーそれぞれが愛情を注ぎこんだ車両が集結していた。これだけ様々なGT-Rが集まるのだから、この「九州GT-R☆ミーティング2023」を楽しみにしている方々が多いというのも納得できる内容だった。

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