個体を見つけるも、2カ月悩んだ末の決断
しかし、出会いは突然やって来た。ヴェゼルに乗っているときに、「本当はB4が好きだったんだよなぁ」と思い出し、ふと某中古車サイトを検索。そこでこの真紅の「レガシィ B4ブリッツェン」(BE型)を発見してしまったのだ。
「僕が見たビデオは、レガシィ ブリッツェンではなかったんです。でも、これならばそんなに人と被ることはないし、なんといってもこのエアロが魅力的でした。それでもやっぱり2カ月ほど悩んだのですが、諦めきれなくて買ってしまいました」
この個体は1オーナーの低走行車だった。しかも、前オーナーが大切にしていたようで、とても綺麗な車両だったそう。それも大田さんが購入に踏み切れたきっかけだったのは間違いない。
「古い車両なので、ステアリングのガタや多少のオイル漏れはありましたが、走れなくなるようなトラブルは一切ありません。レガシィ ブリッツェンのイメージカラーとして、このプレミアムレッドがカタログにもメインで登場していますし、買って良かったです。 燃費!? 燃費のことは一切気にしないことにしました(笑)」
幼少の頃の原体験を、大人になって実現させる。好きな物を諦めることなくずっと心に留めておけば、いつか必ず夢は叶うということを、大田さんが教えてくれた気がする。