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RE雨宮がマツダ「NCロードスター」ベースのマシンを急ピッチで製作中!「東京オートサロン2024」前に前作を振り返る

2022年モデルのRE雨宮NCロードスター13Bターボ

ロータリーの神様こと雨さん率いるRE雨宮

いよいよ毎年恒例の東京オートサロンの時期が迫って来た。なかでもチューニング・カスタムカー部門において、毎年のようにド肝を抜くマシンを製作し、その年の話題の的になるのが、ロータリーの神様である雨さんこと雨宮勇美氏率いるRE雨宮だ。2024年もカスタムカーファンの期待に応えるべく、特別なマシンを急ピッチで製作しているという。

2024年の目玉は「NCロードスター」

独自に入手した情報によると、今回目玉となる車両の中には、雨さんが大好きなコンパクトオープン2シーターであるマツダ「NCロードスター」も含まれているとか。RE雨宮NCロードスターといえば、2022年の東京オートサロンで、ロータリーエンジン搭載のマシンが話題になった。

今回のモデルは、その発展版として、より走りの魅力を高め、カスタムの新たな可能性を切り拓く1台になりそうだ。そこで、2022年モデルRE雨宮NCロードスター13Bターボをあらためて紹介しよう。

昔から雨さんは、マツダの小さなクルマが好きなことは有名な話。そして、RX-7以外にもロードスターが大好きなこともよく知られている。そんな雨さんが、自分が本当に乗りたいと思って作った1台がNC型ロードスターベースの13Bロータリーターボエンジン搭載車だった。

過去の取材において雨さんは、ロードスターに関して昔からハンドリングが良く、気持ちよく走ってくれる点が気に入っていると話してくれた。それがNCへと進化し、サスペンションもRX-8とよく似た作りになると、もっと良くなって楽しく走れるようになった。ただ唯一、乗っていて物足りないと感じる点がエンジンで、全体的にマイルドで刺激の無さが気になる点だったという。

雨さん専用モデルも特別なカウルを装着

このNCロードスター13B搭載化は、そうした流れから、ロータリーエンジン搭載ありきで計画された。エンジン仕様については、本体は純正ポートの状態をキープし、オーバーホールのタイミングでローターの重量合わせ等を行い組み直している。

そして、パワーの源になるタービンをTD06-25Gに変更することで、最高出力を400ps程度まで引き出す。性能的には、パワーもトルクも突き詰めればもっと引き出せるが、この仕様では、ピークパワーがどうのという考えはなく、あくまでもストリートにおけるゆとりのパワーとオンオフ、パーシャル領域から反応の良さ、扱いやすさと乗りやすさに重点を置き、フルコンLINKでセッティングしている。だから、エンジンパワーはこれで必要にして十分という見解だ。

また、サスペンションについては、エンドレス ジールファンクションベースのRE雨宮オリジナルキットを装着。独自セッティングで減衰力の調整幅を持たせているので、あらゆるシーンにマッチさせることが可能だ。この足まわりに合わせるホイールは18インチのエンケイGTC01RR(FR9.5J+22)とアドバンA052(FR255/35-18)タイヤの組み合わせだ。

また、エクステリアについてもRE雨宮得意のエアロパーツを装着。このNCロードスターには雨さん専用モデルとして特別なカウルを装着している。ベースは驚くことに、昔のRE雨宮GReddyシリーズのことを知っているオーナーならピンと来るかも知れないが、2008年発表のRE雨宮スーパーグレッディIII(FD3Sベース)コンプリートボディキットをNCロードスターにボルトオン装着できるようにリメイクを施したという。NCオーナー達の間では、このボディキットについてRE雨宮からの発売も期待されたが、残念ながらコンプリートキットとしてのニュースはその後も舞い込んでこなかった。

2022年にデビューしたRE雨宮NCロードスター13Bターボが、果たして年明けにはどんな進化形として登場するのか? これについては、再びAMWで詳しく紹介する予定なので楽しみにしていてほしい。

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